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人生最後の愛車ルノー「カングー2」に施した創意工夫

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TEXT: 宮越孝政(MIYAKOSHI Takamasa)  PHOTO: 宮越孝政(MIYAKOSHI Takamasa)

  • ルノー カングー:ボーダーコリーのセシルちゃんは、保護されてきたワンちゃん。ラゲッジスペースが彼女の定位置で、車内ではとても静かに過ごしている
  • ルノー カングー:ユーロナンバーを装着することで、ぐっとヨーロッパらしさが高まる。これもお気に入りのカスタマイズポイントだという
  • ルノー カングー:日本仕様のカングーでは、リアバンパーの黒い部分が反射板になっている車輌が多いが、こちらはあえて「梨地」のバン用樹脂を装着。現地仕様の雰囲気が出るため、好んで選ぶオーナーも少なくない
  • ルノー カングー:当時、純正でも設定されていた「テッチン」ホイールは、白とクリームの中間のような色味だったが、こちらは自分好みに塗装。ワニ顔との相性も抜群だ
  • ルノー カングー:フロントバンパーは本来カラード仕様だったが、レイパパさんの希望で黒樹脂バンパーに交換。カングーというクルマは不思議なもので、こちらの方がむしろ人気が高かったりする
  • ルノー カングー:ステアリングはディーラーオプション。水色をアクセントに、内装色のグレーに合わせて本革で張り替えられている
  • ルノー カングー:センターのエアコンスイッチ周りは、ボディ同色に塗装されている。これは前オーナーによるカスタムだが、このカラーリングが気に入り、レイパパさんがこの個体を購入するきっかけにもなったそうだ
  • ルノー カングー:シフトノブカバーもディーラーオプションで、水色をチョイス。ボディカラーやステアリングのアクセントとコーディネートされている。カングー2はこの部分が破けやすいため、見た目のリフレッシュにも効果的だ
  • ルノー カングー:前期モデル(初期型)の内装はグレーベース。そこに水色のパイピング加工を施してアクセントを加え、さりげないセンスが光っている
  • ルノー カングー:日本車とは異なり、リア空間が暑くなりがちなカングー。夏場はエアコンだけでは不十分なため、愛犬セシルちゃんのために扇風機を追加して熱中症対策も万全だ
  • ルノー カングー:カングーオーナーが経営するおそば屋さん「貴石」(群馬県)のステッカーもリアウインドウに。そばガレットが美味しいお店として人気を集めている
  • ルノー カングー:こちらの「カングージャンボリー」ステッカーは、2014年から参加している証。長年のカングー愛がここにも表れている
  • ルノー カングー:滋賀県の「小椋神社」は“カングー神社”とも呼ばれる交通安全祈願の聖地。ステッカーはお参りの記念であり、カングー乗りの信仰対象のような存在でもある
  • ルノー カングー:リアワイパーは取り外され、外した跡はボディ同色の蓋でスッキリとカバー。見た目の印象を整えるためのこだわりだ
  • ルノー カングー:リアガラスには濃いめのスモークフィルムを貼付。バンらしい雰囲気が演出されるだけでなく、夏場の犬の快適性向上にも役立っている
  • ルノー カングー:リアバンパーも黒樹脂の未塗装タイプに交換。塗装仕上げも良いが、純正パーツを活かしたこの仕様の方が、より“バンらしさ”が際立つ
  • ルノー カングー:前期モデルのリアは、後期とはテールランプのデザインが若干異なる。丁寧に乗り続けられたことがうかがえるボディの状態から、カングーへの愛情が伝わってくる
  • ルノー カングー:「ブルーアジョン」のカングー2がレイパパさんの愛車。前期型のいわゆる“ワニ顔”と呼ばれるファニーなフロントフェイスも大きな特徴だ
  • レイパパさんご家族とカングー。 奥様は保護犬活動をされていて、そちらでもカングーは大活躍しているそうだ

商用車らしさのなかに可愛らしさがある前期型“ワニ顔カングー”

個性的なデザインと高い実用性で、日本でもファンの多いルノー「カングー」。今回は、通称「ワニ顔」と呼ばれる前期型カングー2を10年にわたり愛用してきたオーナー、“レイパパさん”のカーライフを通して、その魅力とこだわりを紹介します。

保護犬ボランティアなど日々活躍して走行距離は11万km超に

カングー2には、マイナーチェンジによって異なる2種類のフロントマスクが存在する。前期型は通称「ワニ顔」と呼ばれており、“レイパパさん”が所有するのは、その初期モデル。ボディカラーは「ブルーアルジョン」と呼ばれるメタリックの入った水色で、3年落ちのディーラー認定中古車を入手した。

定年退職をきっかけに“人生最後のクルマ”を探していた“レイパパさん”夫妻は、気になっていたカングーを見に行ったディーラーでひと目惚れ。その場で購入を決めたという。現在の走行距離は11万7000km。日帰りドライブや、奥様の保護犬ボランティア活動で愛犬を乗せて活躍中だ。取材したときのイベントにも、愛犬のボーダーコリー“セシルちゃん”をラゲッジスペースに乗せて参加していた。

現行モデルであるカングー3も含め、ソリッドカラー車には新車時からクリアー層の塗装が施されていない。それゆえ、日本の高温多湿な気候では経年劣化が目立ちやすい。一方、メタリックカラーの車体はクリアー塗装が施されているため、年月が経っても比較的きれいな状態を保てる。

“レイパパさん”のカングーは、ブルーアルジョンでピカピカのボディを維持。メタリックであるメリットはあるが、その輝きにはオーナーの深い愛情が感じられる。

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