唯一無二のボディカラーを実現するラッピングフィルム
全国のGRヤリスが集まったミーティング会場で、ひときわ目を引いたのが淡いグリーンのボディをまとった1台でした。じつはこのカラー、純正色ではなくラッピングフィルムで実現したもの。オーナーの“たけちゅう”さんは「スカイラインR34型 GT-Rのミレニアムジェイドのような色が好きで選びました」と話します。派手なエアロを装着せず、シンプルなデザインにカラーで個性を添えたスタイルは、多くの来場者が思わず「この色、欲しい!」と声を上げるほどでした。
スバリストが納得したトヨタ・スポーツ4WDの走行性能
ラッピングを施した車両が並ぶエリアには、カラフルなボディカラーのGRヤリスが並んでいたが、そんななかでもとくに気になったのが、淡いグリーンでラッピングされた1台だ。ボディには派手なエアロパーツは備わっていないものの、やはりボディカラーのインパクトはかなり強く、多くの車両のなかでもかなり目立っていた。そこでオーナーの“たけちゅう”さんさんにお話を伺ってみた。
「このクルマは2021年式のRZハイパフォーマンスパッケージで、1年落ちの中古車として購入しました。これまでスバル車に乗り継いできて、GRヤリスの前はスバルVAB型WRXに乗っていました。スポーツ4WDでマニュアル車が好きなので、たまたま近くの中古車屋にあったこのGRヤリスを選びました。実際に乗ってみると、このクルマも運転が楽しいですね」
ボディの抑揚を際立たせる淡いグリーンのラッピング
前述の通り、巨大なウイングなどの派手なエアロは備わっていないものの、フロントとサイドスポイラーのみTRD製を装着している。さらにフロントフェンダーは後部にスリットの入る72 Factory製、トランクリップスポイラーも72 Factory製をチョイスした。マフラーはテールエンドにブルーの焼き色が入るAPEX製を装着している。
そんなボディに以前から好きだったR34型スカイラインGT-Rのミレニアムジェイドを彷彿とさせる淡いグリーンのラッピングフィルムをチョイスした。純正のどんなボディカラーよりも陰影が強調されるため、結果的に光の当たり方によってボディの凹凸が目立つようになっている。ちなみに運転席側のリアクォーターウインドウにもボディ同色のラッピングフィルムを貼ることで、ロゴを浮き出させている。
大径ブレーキローターなど足まわりもアップデート
足まわりはAPEXの車高調整式サスペンション(車高調)をチョイスし、同じくAPEXのタワーバーを装着している。ホイールはADVAN GT BEYONDで、18×9.5J+38というサイズをチョイスした。これに265/35R18という純正よりかなり幅の広いタイヤを組み合わせている。
ちなみに前後ともに72 FACTORYのブレーキローターに交換している。とくにリアに関してはローターも大径化されており、ストッピングパワーの前後バランスも良くなったそうだ。
「じつはGRのロゴバッジにもこだわっているんです」
そう言われてバッジを見てみると、通常のGRロゴはブラック/レッドの地に白い文字となるが、このクルマに備わるバッジは全てブラック/ホワイトの地にラッピングカラーと同じグリーンの文字となっている。細かな部分だが、カラーコーディネイトすることで、このクルマの完成度はより高いものになっているのだ。




















































