カタログには存在しないイエローのボディカラーを発見!
全国のGRヤリスが集まったミーティング会場で、鮮やかなイエローのクルマがいました。純正設定にはないこのボディカラーは、じつはラッピングで実現したもの。オーナーの“ヤマ”さんは「新車を買う前から黄色にすると決めていた」と話します。フロントバンパーのブラックとのツートーンがアクセントとなり、唯一無二の存在感を放ちます。エアロをあえて装着せず、足まわりや細部の流用で個性を出すスタイルも印象的です。
ラッピングフィルムで実現したGRヤリス
GRヤリスオンリーのミーティングを訪れているため、当然ながら純正のボディカラーがほとんどを占めている。そんな中でイエローボディはやはり目立っていた。しかもフロントバンパーとリアスポイラー、ミラーはなぜかブラックのツートンとなっている。さまざまな「なぜ?」をぶつけるべく、オーナーの“ヤマ”さんにお話を伺ってみた。
「このクルマは2021年式のRCで新車を購入しました。じつはこのイエローはラッピングフィルムを貼っています。新車を購入する前からラッピングをする予定だったので、あえてブラックを選んでいます。ちなみにフロントのバンパーも昔はイエローだったんです。でもバンパーの形状が複雑すぎて一部が浮いてきてしまったので、剥がしてみたら、『これも良いかな』って(笑)」
テールランプを後期型にスワップ!エンブレムもGT-FOURに
この手のイベントに参加している車両では珍しく、このクルマはエアロパーツの類を一切装着していない。数少ない変更点が、テールランプだ。じつは2024年以降のモデル用に交換されている。またリアゲートのエンブレムもよく見ると「GR FOUR」ではなく、「GT-FOUR」となっている。これはトヨタのラリー参戦車両としては大先輩にあたるセリカ GT-FOUR用を流用しているのだ。
サスペンションはCUSCOの車高調整式サスペンション(車高調)をチョイス。ちなみにエアロを装着していない理由を聞いてみると、
「じつは会社の入り口が急なので、エアロを装着するとどうしても擦っちゃうんです。車高も下げているので、エアロの装着は思い切って諦めました(笑)」
ホイールやキャリパーは純正パーツを流用ドレスアップ
もうひとつ面白いのが装着されているホイールだ。日産Z34型「フェアレディZ」用の19インチで、ボディカラーのイエローに合わせるべく、シエンタのブラウンメタリックでペイントしている。これに225/35R19サイズのタイヤを組み合わせ、フロントに20mm、リアに15mmのスペーサーを装着している。
Z34純正ホイールはRAYS製の鍛造で、ブレーキキャリパーの逃げがある形状ということで、他社純正流用には最適である。ちなみにキャリパーもLEXUS LBXのモリゾウエディション用のイエローキャリパーを流用している。こちらはボルトオンで装着・交換できたそうだ。
「すでにラッピングをしてもうそろそろ3年が経過しているので、近い将来張り替えかなと思っています。色ですか? やっぱりもう1回黄色が良いですね」
















































