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全長7.4mの“走る豪邸”は1760万円!超大型キャンピングカー「SUNLIGHT T68」の驚きの居住空間

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TEXT: 勝村大輔(KATSUMURA Daisuke)  PHOTO: 勝村大輔(KATSUMURA Daisuke)

  • フィアット デュカト:全長740cm、全幅232cm、全高293cmという巨大なサイズのキャンピングカー仕様
  • フィアット デュカト:この手のキャンピングカーでは共通スペースとなることが多いトイレとシャワールームは、しっかりとセパレートしている
  • フィアット デュカト:運転席や助手席を回転させることで、乗車定員の5名がゆったりとテーブルを囲むことができ、優雅な食事を車内で楽しむことができる
  • フィアット デュカト:キッチンやシンクも完備され、優雅な食事を車内で楽しむことができる
  • フィアット デュカト:車幅が2.3m以上あるうえに、内装も天然木をふんだんに使った豪華な作りだ。車内はまるでリビングルームのようだ
  • フィアット デュカト:天井の高さを活かし、ダイネットの直上には格納式のプルダウンベッドが設けられている
  • フィアット デュカト:。リアのベッド下は車体側面のハッチからアクセス可能なラゲッジスペースとなっている。大型のキャンプ道具や折り畳み式の自転車なども楽々収納可能だ
  • フィアット デュカト:会場に展示されていたモデルの価格は1760万円
  • フィアット デュカト:SUNLIGHT T68は、日本向けモデルであるため、ベース車両は右ハンドル仕様となる
  • フィアット デュカト:老舗キャンピングカーブランド・TOWAが輸入するSUNLIGHT T68アドベンチャーエディション
  • フィアット デュカト:左右にそれぞれシングルベッドがあり、中央の階段部分をマットで埋めると、210cm×210cmというキングサイズ以上の広大なベッドスペースとなる

キングサイズベッドを備える豪華絢爛なキャンピングカー

キャンピングカーにはその形状によって何種類かのクラスに分類されます。トヨタ「ハイエース」などの車体をそのまま使用して車内を架装したバンコンバージョン(通称:バンコン)、バンやトラックなどのフロント部分に専用の車体を架装したキャブコンバージョン(通称:キャブコン)、マイクロバスなどをベースとしたバスコンバージョン(通称:バスコン)などさまざまな形態があります。今回は、フィアット「デュカト」をベースに車体後部に専用のボディを架装したキャブコンと呼ばれる大型キャンピングカーを紹介します。

フィアット デュカトの後部をさらに拡大する専用ボディで架装

東京キャンピングカーショーの会場には、軽自動車ベースのリーズナブルなモデルから、まるで自宅を移動しているかのような豪華な大型モデルまで、さまざまなキャンピングカーが展示されていた。今回は、数あるキャンピングカーのなかでも老舗キャンピングカーブランド・TOWAが輸入する全長7.4mの巨大なキャンピングカーを取り上げる。

SUNLIGHT T68アドベンチャーエディションと呼ばれるこのクルマは、商用車のフィアット デュカトのフロント部分シャシーをベースに、後部に架装メーカーが製作する独自のボディを合体させている。一般的にはキャブコンバージョンやアメリカではクラスCなどと呼ばれるカテゴリーで、全長740cm、全幅232cm、全高293cmという巨大なサイズだ。ちなみにフィアット デュカトと比べても全長で約150cm、全幅で30cm近く車体は拡大されている。壁面に丸みのないスクエアなボディを架装することで、ノーマルのデュカトと比較しても圧倒的に車内が広いのが特徴だ。

大人5人が快適に過ごすことができる広い車内

車体右側面のドアから車内に入ってみると、まず目に入るのがフロント側に広がるダイネットだ。運転席や助手席を回転させることで、乗車定員の5名がゆったりとテーブルを囲むことができ、優雅な食事を車内で楽しむことができる。ちなみにこのダイネットも1名分のベッドにアレンジ可能だ。後部に向かう通路の両脇にはシンクとコンロを備えたキッチンがあり、巨大な3wayの冷蔵庫も完備する本格的な仕様だ。さらにこの手のキャンピングカーでは共通スペースとなることが多いトイレとシャワールームもしっかりとセパレートしている。

車幅が2.3m以上あるうえに、内装も天然木をふんだんに使った豪華な作りだ。車内はまるで家のなかのようである。天井も高いため、車内を歩いて移動する際も快適だ。この天井の高さを活かし、ダイネットの直上には格納式のプルダウンベッドが設けられている。普段は天井付近にあるためまったく気にならないが、就寝時に下ろすことで、ダイネットのベッドの上にちょうど2段ベッドのようにダブルベッドサイズのスペースを確保できるのだ。

乗車定員5名分のベッドとビッグスケールな収納を確保

さらに通路を後方へと進むと、広大な常設のベッドスペースが広がる。左右にそれぞれシングルベッドがあり、中央の階段部分をマットで埋めると、210cm×210cmというキングサイズ以上の広大なベッドスペースとなる。乗車定員5名全員が快適に車内で就寝できる構成である。リアのベッド下は車体側面のハッチからアクセス可能なラゲッジスペースとなっている。大型のキャンプ道具や折り畳み式の自転車なども楽々収納可能だ。

このSUNLIGHT T68は、日本向けモデルであるため、ベース車両は右ハンドル仕様だ。機関系はフィアットデュカトのため、2.2Lディーゼルターボに9速オートマチックの組み合わせでイージードライブが可能。会場に展示されていたモデルの価格は1760万円だ。当然、一般的な人々にとって購入のハードルは非常に高いだろう。また、車体がここまで大きいと市街地でのドライブに制約があるのも事実だが、その苦労も吹き飛ぶような快適なキャンピングカーライフを楽しむことができる。

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