エアロパーツ装着や全塗装で完成形かと思いきや…
栃木県で開催された栃木86 BRZミーティングの会場には、オリジナルに近いクルマから大胆にカスタムした車両までが多数集まりした。それらはすべて86やBRZであるわけで、その光景はまさに圧巻です。今回はそんな中から懐かしのレイトンブルーにペイントされた車両を紹介します。オーナーはなんと若い世代。レイトンブルーを知らないのでは? と案の定、「ティファニーの箱の色なんです!」とのこと。詳しいお話を伺ってみました。
見る人の年齢によって感じ方が異なるボディカラー
会場に並ぶ86 & BRZの多くは純正ボディカラーで、カスタムカラーはごく少数だ。そのため、限定のボディカラーやカスタムカラーは会場でもひときわ目立っていた。そんななかでも目立っていたのが、おじさん世代には懐かしいレイトンブルーでペイントされたGR86だ。爽やかなブルーグリーンのボディカラーは当然ながら純正色にはない色味で、その出立ちも新鮮である。想像より若い24歳というオーナーの“こうだい”さんに話を伺ってみると、
「このクルマは2022年式のB型で2024年夏に購入しました。以前同じGR86のAT車に乗っていたので、それまで使っていたパーツも移植してこのクルマに箱替えした感じです。多くの人にレイトンブルーって言われるんですが、じつはこれレイトンブルーではなく、ティファニーの箱をイメージした色なんです。2カ月前にオールペイントしました」
ボディまわりはリザルトジャパンのフロントバンパーとヘッドライトアイライン、URASのリップ、グットガンのカーボンボンネットを装着する。リアにはスペックのダックテールとリザルトジャパンのウイングを装着した。サイドとリアのボトムにはスペックのフラップを追加している。もともと白だったボディカラーは、ボディショップに「こんな色で」とティファニーの箱を持って行き、塗ってもらったそうだ。
ちなみにレイトンブルーは、ホンダシティの純正色マイアミブルーをルーツとする明るいブルーグリーンのパステルカラーだ。レイトンブルーとティファニーブルーは似たような色だが同色ではない。調べたところ、ティファニーブルーはその色自体が商標で守られていて使用ができない。そのため、あくまでこのクルマの色は近似色となる。
ブレーキキャリパーや内装などカラー統一でトータルコーディネート
足まわりにはTEINの車高調を装着する。ブレーキにはBRSS JAPANのφ355mmローターとフロント6ポッド、リヤ4ポッドのブレーキキャリパーを装着。キャリパーカラーもボディカラーに合わせてコーディネートしている。ホイールはADVAN GTビヨンドで18×9.5J+45という極太リムだ。リアに調整式アームを組み込むことで、見事フェンダー内に収めている。ダーク系カラーとしたホイールは、明るいボディカラーとブラックアウトしたボンネットやルーフ、トランクリッドなどとともに2トーンでコーディネートされている。
内装もダッシュボードを中心にボディカラーでコーディネートしているが、まだまだ道半ばといったところだ。将来的にはオーバーフェンダーの装着を含め、“こうだい”さんはまだまだやりたいことがあるという。今後、さらなる進化を遂げることになるだろう。今後のイベント会場でも注目すべきクルマだ。
















































