グリッドレディが結集してサーキットを激走! 「笑いありスピンあり」でもクラス2位獲得!!
普段はスタートボードを掲げる華やかなグリッドレディたち。彼女たちが自らレーシングスーツに身を包み、過酷な真夏の4時間耐久レースに挑みました! 舞台はクラシックカーの祭典「サイドウェイ・トロフィー」です。そこには名車 1965年式のレンハム・スプライト(Lenham Sprite)を駆り、娘の彼氏や急遽の助っ人スタッフを交えながら、スピンの洗礼を乗り越え見事クラス2位を勝ち取った痛快な4時間にわたる完走劇に迫ります。
女子3人+後ろ姿女子(?)の4人チームを編成
グリッドレディ達が駆る希少レンハム スプライト
クラシックカーレース「サイドウェイ・トロフィー」といえば、スタート時にグリッドに整列したマシンたちのポジションを示すボードを掲げるグリッドレディたちは、もはや欠かせない存在である。
いつもイベントを盛り上げてくれるグリッドレディたち。そんな彼女たちが、今回の4時間耐久レースでは、なんとドライバーとしてひとつのチームで参戦を果たしたのだ。
「真夏に4時間耐久レースをやろうという話になった時に、『女子チームができるんじゃない?』って誰かが言い出したのがきっかけだったと思います」
というのはこの女子チーム、大声で指示をしたり仲間たちにエールを送っていたリーダー格のゆいさん。
「私は声が大きいだけでリーダーに見えるようですが、ドライバーの走行順を決めたり、燃費計算をしてくれていたチャコちゃんがリーダーです(笑)」
実はリーダーのチャコさん、定例の「Festival of Sideway Trophy(以下FoST)」では受付で来場者へのチケット販売やメディア対応など、普段はサーキットにいながらレースはまったく見られないという立場。しかしながら大事な任務に就いているというチャコさんをリーダーに、ゆいさんと同じくグリッドレディのMitchさん、ロングヘアーということで後ろ姿は女子に見えないこともない“男子”の水越健吾さんが加わり、女子3人+後ろ姿女子(?)1人の計4人で4時間の耐久レースに挑むことになった。
「健吾くんはじつは私の娘の彼氏で、クラシックカーが好きということで、今回メンバー入りしました。完全な女子チームではなくなりましたが、ドライバーが1人加わったので安心感は増しました」とリーダーのチャコさん。
ちなみにチャコさんは20代の頃からMG ミジェットで楽しんでいる強者で、現在の愛車はMG ミジェットの兄弟車オースティン ヒーレー スプライトという筋金入り。もちろん今回のメンバーのなかで一番、クラシックカーに精通している。
マシンは、4時間耐久レースの主催者パルクフェルメが所有する1965年式 レンハム スプライトという聞き慣れないモデル。簡単に説明すると、1960年ころのヒーレー・スプライト(通称カニ目)にFRPで製作したレンハム製ボディキットを纏ったスプライトのことだ。空力に特化した軽量ボディは、当時のモータースポーツシーンでも活躍し人気車であった。愛嬌のあるカニ目のスプライトが、このキットを纏うとキリッとしたハンサム・スプライトに変身するのである。
完熟走行で180度スピン、後続車にご挨拶の余裕
助っ人合流で無事完走、望外のクラス2位獲得!?
予選前の慣熟走行。「全然緊張してない」とコースインし、徐々にペースをアップするゆいさん。いい調子でラップを重ねるも、慣れた頃に落とし穴。4コーナーの立ち上がりでアクセルを入れすぎたのか、180度のスピン。「新人なので後続車にご挨拶しました」とは本人の弁だ(笑)。
そしてサイドカーレースでライダーとしてコース走行経験のあるMitchさんは、「走ったことのあるコース、参加者も知っている方が多かったので怖くはありませんでしたが、クルマを壊したらどうしようという心配がありました」と、苦手な箇所は意識しながら挑んだという。パワーステアリングのない重いハンドルや、シフトダウンにもある程度の腕力が必要なヒストリックカーということもあり、「立ち上がりが遅い」と冷静に自己分析していた。
当初は4人のドライバーでのチーム編成であったが、早々にリタイアした他チームのメンバーであるトラさんが急遽移籍しての走行も主催者により認められ、大きなトラブルなく4時間の耐久レース、無事にチェッカーを受けることができた。
「何より壊さず走り切れたのが一番かな。そして主催者のパルクフェルメさんをはじめ、サポートしてくれたメンバーあってのチームでの完走は、耐久レースならではの醍醐味でした」と、スタートと最終スティントを担当したMitchさんが笑顔で語ってくれた。




























