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従来比1.2%のタイム向上はホンモノ! ポテンザ RE-71RZの吸い付く進化した走り【Key’s note】

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TEXT: 木下隆之(KINOSHITA Takayuki)  PHOTO: BRIDGESTONE  FACT CHECK: 山本 亨(YAMAMOTO Tohru)

  • クルマを速くする劇的な処方箋、タイヤ交換。木下隆之氏が筑波で0.5秒短縮したブリヂストン「ポテンザ RE-71RZ」
  • 木下隆之氏もリアの安定感に驚く「ポテンザ RE-71RZ」。かつて必要だったカウンターステアの場面が消えたことに、劇的な進化を実感しました
  • 同時に登場した「ポテンザ アドレナリン RE005」。木下隆之氏が「身近な楽しさ」を教えてくれると語った、心地よい感覚のスポーツタイヤです
  • 「ポテンザ RE-71RZ」のトレッドパターン。「ENLITEN(エンライトン)」技術を投入し、ドライでのタイムアップとウェット性能の両立を実現しました
  • 原稿で木下氏が「VW ゴルフGTI」で試乗した「ポテンザ アドレナリン RE005」。素直な反応と軽快な動きを支えるトレッドパターンの進化です
  • 筑波で0.5秒短縮! 木下隆之氏が「吸い付く感覚」と評した、ブリヂストンの新作「ポテンザ RE-71RZ」。その劇的な進化を体感しました
  • ステアリングを握った瞬間、クルマの性格が変わったかのように感じられる「ポテンザ RE-71RZ」

タイヤ交換こそ劇的に効くサーキット用チューニング! ポテンザ RE-71RZの驚愕進化を実感!!

クルマを速くする王道といえば、エンジンの出力向上や軽量化、サスペンションのチューニングなどが挙げられます。しかし、サーキット走行においてはもっとも手軽で劇的な効果をもたらすのは「タイヤ交換」であることを見落としてはいないでしょうか。今回は、レーシングドライバーの木下隆之氏が、2026年に登場したブリヂストンの新作スポーツタイヤ「ポテンザ RE-71RZ」と「アドレナリン RE005」を筑波サーキットなどで徹底テストを行い、そこから得られた驚愕の進化を伝えてもらいます。

タイヤ交換こそ手軽で劇的な効果をもたらす処方箋

クルマを速くする方法はいくつもあります。エンジン出力を上げる、軽量化を図る、サスペンションを煮詰める。どれも王道です。しかし、サーキット走行ではもっとも手軽で、しかも劇的に効く処方箋がタイヤ交換だという事実は、意外と見落とされがちかもしれません。

今回試したブリヂストンの新作「ポテンザ RE-71RZ」は、まさにその典型でした。

ステアリングを握った瞬間から、クルマの性格が変わったかのように感じられます。筑波サーキット1000で履き替えた直後のアタックだというのに、いきなり発動が早いのです。まだ路面温度が低い3月中旬にもかかわらず、ウォームアップの必要性をほとんど感じないほどでした。

踏ん張るのではなく、磁石のように路面に「吸い付く」独特のグリップ感で破綻する気配もない!?

グリップ感は実に独特です。従来の「踏ん張る」印象というより、「吸い付く」感覚です。路面の細かな凹凸をゴムが包み込み、磁石のように離しません。しかも剛性感は失われておらず、強い横Gを受けても破綻の気配がないのだから見事です。

リアタイヤの安定感も印象的で、4輪駆動の試乗車でもアンダーステア基調のままコーナーをクリアしていきます。かつて必要だったカウンターステアの場面が消えたことに、進化の大きさを実感しました。

タイム面でも効果は明白です。ドライで約1.2%の短縮。筑波サーキット1000で0.5秒もタイムを縮めたのですから、驚異的です。秒単位の短縮は、サーキットでは決定的な差になります。さらにウェット性能も向上しているというから驚きです。センターグルーブを減らしたパターン変更には一抹の不安もありましたが、柔軟なコンパウンドが濡れた路面にも密着するのでしょう。

小さな舵角からクルマが軽やかに反応する「アドレナリン RE005」が教えてくれる身近な楽しさ

いっぽうで同時に登場した「ポテンザ アドレナリン RE005」は、もっと身近な楽しさを教えてくれました。VW ゴルフGTIでジムカーナ風のコースを走ると、微小舵角から素直に反応し、クルマが軽やかに動きます。派手さはないけれど、ドライバーの意思に寄り添う感覚が心地いいのです。

結局のところ、タイヤは100年以上「黒くて丸い」ままです。しかし、その中身は静かに、そして確実に進化を続けています。派手な新技術に目を奪われがちな時代だからこそ、路面との対話を担うこの存在の重要さを、改めて思い知らされた試乗でした。

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  • 木下隆之(KINOSHITA Takayuki)
  • 木下隆之(KINOSHITA Takayuki)
  • 1960年5月5日生まれ。明治学院大学経済学部卒業。体育会自動車部主将。日本学生チャンピオン。出版社編集部勤務後にレーシングドライバー、シャーナリストに転身。日産、トヨタ、三菱のメーカー契約。全日本、欧州のレースでシリーズチャンピオンを獲得。スーパー耐久史上最多勝利数記録を更新中。伝統的なニュルブルクリンク24時間レースには日本人最多出場、最速タイム、最高位を保持。2018年はブランパンGTアジアシリーズに参戦。シリーズチャンピオン獲得。レクサスブランドアドバイザー。現在はトーヨータイヤのアンバサダーに就任。レース活動と並行して、積極的にマスコミへの出演、執筆活動をこなす。テレビ出演の他、自動車雑誌および一般男性誌に多数執筆。数誌に連載レギュラーページを持つ。日本カーオブザイヤー選考委員。日本モータージャーナリスト協会所属。日本ボートオブザイヤー選考委員。
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  • 山本 亨(YAMAMOTO Tohru)
  • 山本 亨(YAMAMOTO Tohru)
  • 1960 年生まれ 大学卒業後ベストカーガイド編集部勤務。1990年オートスポーツ誌に転職、1992年F1速報誌(アズエフ)編集長。1995年月刊ビデオマガジン編集部に転職、1996年ベストモータリング編集長(のち局長兼務)。2005年ネコパブリッシング・イベント本部長/4輪編集局長兼務。2015年交通タイムス社に転籍、2020年より現職(総編集局長)自動車の分野に問わずオールマイティだが、特に旧いモータースポーツとクラシックカーに造詣が深い。愛車は1969年DATSUN Fairlady SRL311/YAMAHA RD250ほか

 

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