オフロードテイストに仕立てられたシンプルな相棒
社用車として知り尽くしていた1台が、まさかここまでパーソナルな魅力を持つとは想像していなかったというオーナーをご紹介します。次の愛車を探していたオーナーがたまたま出会ったのは、オフロードテイストに仕立てられたトヨタ「プロボックス」です。見た目と中身の絶妙なバランスに惹かれ、カスタムの世界へと足を踏み入れたオーナーのカーライフに迫ります。
ライフスタイルとシンクロするシンプルなクルマ選び
「プロボックスってこんな姿になるの?」
オーナーの“ケンちゃん”さんは、それまで乗っていたスバル「XV」からの次期愛車を探しているときに偶然見つけたのが、4WD仕様にカスタマイズされたトヨタ プロボックスだった。プロボックスがこのようにオフロードテイストに変身して売られているとは、まったく知らなかったそうだ。
ベース車両としてのプロボックス自体は、もともと会社で社用車として運転していたため、走りの面でも満足でき、荷物がたくさん積めるシンプルなクルマであるという本質的な魅力はよく理解していた。
気になったのはひとつだけ。カスタムによって乗り味が崩れていないかということだった。「純正からタイヤがゴツゴツした形に変わり、車高も上がっているので、乗り心地がどう変わるのか、悪くなるのではないだろうかと気になっていました」。
販売店にてカスタマイズされた完成車両を試乗させてもらった結果、感じたのは会社のプロボックスとまったく変わらない、いつものプロボックスだった。見た目は別物なのに、中身はそのまま。そのギャップに背中を押され、安心して購入手続きに進めたという。
そんな彼の趣味は、筋トレとスニーカー集めだ。体を鍛え、シルエットで魅せるスタイルだからこそ、あくまで服は脇役に徹して白いTシャツとデニムを好む。シンプルさを志向にすることで生身の自分を引き立てる。ただし足元だけは別であり、限定スニーカーで個性や自分らしさを表現しているのだ。
DIYで自分なりのカスタマイズを楽しむためのベース車両
そういった意味では、プロボックスもボディカラーや足まわりが変わっているほかは極力シンプルだ。カスタマイズやDIYは、このプロボックスを手に入れてから初めてチャレンジしたという。
以前の愛車はヘッドライトのバルブすら自分で替えなかったそうだが、今ではシフトゲートのパネルをペイントしたり、エアコンのダイヤルを加工したりと、シンプルなキャラクターに合うように自分なりのカスタマイズを楽しんでいる。そしてついに、そのこだわりを文章にまとめてブログを開設するまでにいたった。
シンプルを極めると、その本質的な魅力が浮かび上がるのはファッションやクルマも同じである。プロボックスはただの商用車ではない。シンプルを武器にした自己表現のベースとして、これ以上ない1台だ。




































































