アメリカ軍採用のシステムを駆使した
究極のベース基地型プロボックス完成!
大阪オートメッセ2026の会場で、内装の概念を覆すトヨタ「プロボックス」に出会いました。香川県の「NTCファミリア」が提案するのは、軍用規格の収納システムを天井や窓に配置した「全方位基地」仕様のカスタムです。キャンプから職人の仕事まで、限られた車内空間を無限に広げる画期的なパーツと、遊び心あふれるカスタマイズの詳細をレポートします。
米軍開発の「MOLLEシステム」を車内に!
デッドスペースを積載拠点に変える新発想
室内の後部座席以降が全く純正とは別物になったプロボックスを発見した。製作したのは、香川県を本拠地とするNTCファミリアだ。
ココはボディを全塗装、オリジナルのフェイスキットを使って車両をコンプリート販売するのが得意なところだが、プロボックスの外装はボディカラーをトヨタ「シエンタ」のベージュに全塗装。ルーフにはエアで膨らませて使用するルーフトップテントを装備し、荷室を使って上下ふたり仕様のデュオキャンプから家族使用まで使えるスタイルを提案している。
そんなNTCファミリアが大阪オートメッセに合わせて用意してきたという、MOLLE(モール)システム(MOLLEは”Modular Lightweight Load-carrying Equipment” =モジュール式軽量耐荷重装備の略称)を活用したインテリアパーツ。元々はアメリカ軍が開発したシステムで、ポーチや装備品をパズルのように組み合わせて、自分好みにカスタマイズできる仕組みのことを指し、それが一般向けに汎用化されたというわけだ。
タクティカルベストやバックパックなどに、後付けのポーチなどの装備を丈夫なナイロン製の帯などで固定できる規格だ。この規格化された四角いサイズの穴に、キャンプ道具や釣り道具、仕事道具などをベルトで固定したり引っ掛けたりできるため、あらゆるユーザーに使ってもらえる。NTCファミリアではこれを利用し、ブラックに塗装されたスチール製の四角い網目模様のパネルを左右の荷室窓、天井、リアゲート裏と4面にわたって装着している。
通常だとデッドスペースになりがちな天井部分にも、あらゆるものを吊るして積載スペースとして活用できるなど、実に便利。素材がスチール製なので、マグネットなら即取り付けできるスグレモノだ。ちなみにカメラが趣味の人なら、三脚やジンバルを固定するのにもオススメのアイテムとなる。製品はブラックに塗装済みなので、アシストグリップの取り付け穴などを活用してすぐに車両に取り付けることが可能だ。
また室内の内装色にバランス良くハマる、ブラック×ダークブラウンのシートカバーもNTCファミリアからの新設定。6分割されたベッドキットは、このデモカーのように片側に重ねて二重にすれば、ソロ使用の際にはフカフカに就寝できる拡張性の高い仕様に仕上がっていた。
リアラダー不要の「ガードステップ」装備!?
屋根へのアクセスを劇的に変える外装パーツ
さらに車外へと目を向ければ「リアバンパーガードステップ」とネーミングされた、スチール製バンパーガード風のパーツが取り付けられていた。通常、屋根に何かを積載する際にはリアゲートにラダーを取り付けるが、これならバンパー後方のスチール製の頑丈なステップの上にそのまま立てるため、後方視界を妨げることなく屋根へと簡単にアクセスすることが可能だ。もちろんステップに並んで座ってほっこり休憩する……ことも楽しめる。しかも取り付けはボルト4本で装着するだけ。ボトムにはスキッドプレート風パーツも装備し、ワイルドにリアセクションをメカメカしく保護してくれる。
日本の道路事情にピッタリな、使い勝手のいいコンパクトなサイズが人気のプロボックスだが、意外に室内が狭いため、こんな全方位に荷物を固定できるシステムを待ち望んでいた人は多いはず。キャンプ、釣り、サーフィン、車中泊、職人仕事……もちろん、この男の秘密基地のような空間にワクワクしないわけがない! 荷室の可能性が広がれば夢も広がる、自分だけの仕様が楽しめる香川発のプロボックスは注目に値する一台だった!
















































