大型モーターホーム並みの室内空間を実現したポップアップルーフ付きキャンピングカー
幕張メッセで開催されたジャパンキャンピングカーショーには、最新モデルが数多く展示され、会場は大いに盛り上がりました。毎年新たなモデルが登場し、会場を見ていると最新のトレンドや売れ筋が見えてきます。今回紹介するのは、これからポピュラーになりそうなポップアップルーフ付きキャンピングカー、Sunlightの「Cliff 600 RT Adventure Edition」です。
キャンピングカーのベースとして人気のフィアット「デュカト」を採用
キャンピングカーのベースとして昨今人気となっているのが、フィアット「デュカト」だ。多目的な商用車として長さやルーフの高さを数種類ラインアップしているほか、架装モデル向けにベースシャシーとしても販売されている。キャンピングカーショーの会場でデュカトベースの車両が数多く並んでいるのは、この良好な供給体制が大きな理由だ。
今回は数多くのデュカトの中から、最も気になった1台を紹介する。TOWA MOTORSのブースにあったSunlight(サンライト)の「Cliff(クリフ) 600 RT Adventure Edition(アドベンチャーエディション)」というモデルだ。巨大な車体をベースとしながら、さらにルーフがポップアップすることでルーフ上にエクストラスペースが生まれる。そこが大きな就寝スペースとなっている。
全長約6mは日本でも十分フルスペック。充実した室内レイアウトを確認
ベースのデュカトは全長が約6m(正確には5995mm)で、L3H2というグレードがベースとなっているようだ。Sunlightはドイツの大手キャンピングカーメーカーで、これほど巨大なサイズながら、Cliffシリーズは本国ではエントリーモデルという位置づけだ。もちろんこれはフルサイズのモーターホームやバスコンバージョンモデルとの比較であって、日本で全長6mのキャンピングカーは十分フルスペック仕様と言えるだろう。
さっそく中を見てみよう。車体右側面のドアを入ると、正面奥がダイネット(食事や休憩に使うリビングスペース)となっている。ドア後部はキッチンと、シャワーやトイレが備わるユーティリティスペースだ。その間を抜けると、ボディ後部には広大な常設ベッドが広がっている。
このベッドは取り外しも可能で、その場合はかなり広いラゲッジスペースになる。2人で使うなら、ルーフで就寝し、後部には趣味のアイテムを満載するという使い方もありだ。
ポップアップルーフを開ければリアの常設ベッドを上回る広大な就寝空間が出現
いよいよポップアップルーフを見てみよう。ルーフ後端がヒンジとなり、前方に大きく開く仕組みだ。ガスダンパーが備わっているため、開閉にはさほど力を必要としない。ポップアップすることで内部には、リアの常設ベッドを上回る広い空間が生まれる。ちょうどダイネットの上に開口部があり、そこから上へ登る仕組みだ。周囲は幌(ほろ)生地で、メッシュにしたり取り外したりもできるため、通年快適な就寝が可能だ。

ちなみに、Cliffシリーズはほとんどの装備が標準で備わっているが、Adventure Editionはさらにサイドオーニングや16インチホイールなども全て標準装備となる。展示車両にはリチウムイオンバッテリーやインバーター、家庭用エアコンなどがセットになったオプションも装着されており、展示車両の価格は1756万7000円。こんなクルマで気ままな旅をしたら楽しそうだ!

















































