女性らしさは求めない! 性能を高めたホンダ「シビック」が存在感を放つ
スポーティな走りとスタイリングで、カスタムベースとして絶大な支持を集めるホンダ「シビック」(FK7型)。今回は、そんなシビックに並々ならぬ情熱を注ぐ女性オーナーの“waka”さんをピックアップした。以前はクルマにまったく興味がなくホンダ「N-BOX」に乗っていた彼女が、なぜゴリゴリのスポーツカスタムに目覚めたのか。あえて最高峰の「タイプR」を選ばず、憧れのホイールを手に入れるために貫いた、彼女ならではのブレないこだわりとは。
N-BOXからスポーツカーへ! 女性オーナーがシビックに出会うまで
実家のクルマが歴代ホンダ車だったという女性オーナーの“waka”さん。じつは、これまでまったくクルマに興味がなかったそうだ。
「田舎なのでクルマが必要で乗っていただけなんです。このホンダ シビックの前はホンダ N-BOXに乗っていました」
そんな彼女がクルマ好きになったきっかけは、知り合いから「クルマを買うからディーラーに付いてきて」と言われたことだった。そこでスバルのディーラーへ同行した際、展示されていたスバル「WRX」を見て、一気に国産スポーツカーに興味を持った。
実家のクルマがホンダ「フリード」やN-BOXなど歴代ホンダ車ばかりだったこともあり、ホンダ車も何気なく調べてみたら、現在の愛車に出会ってしまったのだという。まさに「ひと目惚れ」であった。

ちなみに、当初気になったスバル WRXについては現実的な理由から断念した。
「普通に値段が高過ぎて、現実的ではないので諦めました(笑)」
そうして出会ったのがこのシビックである。同じシビックでも、最高峰のホンダ「シビック タイプR」ともなると一気に値段が高くなるのだが、この車両は条件にぴったりと当てはまった。
「この子はまだ安かったんですね。そして中古のノーマル車を購入しました」
タイプRに負けない迫力! こだわりが詰まった外装と足回り
“waka”さんのシビックは、一見しただけでもホンダ シビック タイプRに負けずとも劣らないほどスポーティなオーラが全身から放たれている。ここからはこだわりのカスタムポイントを見ていこう。
まずはフロントまわりから。ブリッツのアンダースポイラー、バンパーとリップを繋ぐコネクションロッド(GTカーのようなスポーティさに憧れて装着したという)、SPOONのカーボンボンネット、ネットで購入したカーボン仕様のドアミラーカバーと同素材のカナードを純正フロントバンパー左右に装着している。さらにHKSのインタークーラー(HKSのロゴはショップに依頼して塗装)を際立たせるため、ナンバープレートも左側に移設するほどのこだわりぶりだ。

続いてリアまわり。ルーフから続く上段のスポイラーはモデューロ製で、下段には一見してそれと分かるタイプRの純正大型ウイングを装着。テールランプは無限製で、リアバンパーにはFK7後期用のディフューザー(走行風を整える空力パーツ)を移植している。バンパー両端はタイプR風のパーツでドレスアップし、マフラーはロッソモデロを採用した。見えない部分だが、フロントパイプとダウンパイプ(排気効率を高めターボの性能を引き出す排気系パーツ)も変更済みだ。
そして足回りである。ブリッツの車高調(車高調整式サスペンション)に、同じくブリッツ製の赤いキャリパーが光るブレーキキット(スリット入りローター)へと交換済みだ。さらにUS仕様のサイドマーカーや、純正ECU(エンジンコントロールユニット)の書き換えなど、カスタムポイントは目白押しである。
「言い出したら止まりませんよ(笑)」
あえてタイプRを買わない選択! 憧れのホイールとマイルール
エンジンルームにはブリッツのタワーバー(ボディ補強パーツ)を追加し、室内にはFK8型シビック タイプR用の赤いシートを装着。ステアリングも変更済みである。ちなみに“waka”さんのカスタムコンセプトは「実用的かつスポーティに」だという。
そして最後になったが、ドレスアップの要ともいうべきホイールは、レイズの「ボルクレーシングTE37サーガSプラス(18×9.5J)」だ。
以前からTE37にはずっと憧れがあったそうで、このホイールを履く前は同じくレイズの鋳造モデルである「57CR」を履いていた。
「でもやっぱりTE37に憧れていたし、鍛造ホイールを付けたい!」
このシビックを購入して3年。足掛け3年でここまでやりきり、現状の完成度や満足度は90パーセントだという。ここで少し意地悪な質問だが、「ここまでお金を掛けたら、タイプRが買えていませんか?」と尋ねてみた。すると、明確な答えが返ってきた。

「タイプRを買っていたら、この憧れのホイールであるTE37は買えていませんね。車両本体が高いクルマを買うと、何もイジれないですから!」
ちなみに、カスタムの際のマイルールを尋ねてみると、間髪入れずにこう答えてくれた。
「クルマに女性らしさは求めていないですね。性能を高めるカスタムが好きです! この子に非常に満足しています!」
ニッコリと笑って愛車と写真に収まる“waka”さん。あえてベース車を選び、憧れのパーツを組み込んでいく。まさに「自分好みに仕上げる」というカスタムの真髄を改めて教えてもらった1台であった。




































