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20代男子、ホンダEG「シビック」に惚れる!「タヒチアングリーンパール」の純正色がお気に入り…今後はリフレッシュに力を注ぎます

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TEXT: 佐藤 圭(SATO Kei)  PHOTO: 佐藤 圭(SATO Kei)

  • ホンダ シビック:憧れのEG6シビックを手に入れた青柳 辰さん(右)と、ZC33スイフトスポーツでカスタムを楽しむ、双子の兄弟である尚さん(左)
  • ホンダ シビック:エンジンは吸排気系のライトチューン。ノーマルでも170psを発揮するエンジンは、チューニングパーツも豊富に出まわっている
  • ホンダ シビック:剥き出しタイプのエアクリーナーをカーボン製のボックスで囲い遮熱。エンジンルームのドレスアップにも役立つ一石二鳥のパーツだ
  • ホンダ シビック:ナンバー付きのストリート仕様だけにエアコンはそのまま。ラジエターの幅を変えずコアを3層化してクーリング能力を高めている
  • ホンダ シビック:VTECが切り替わった高回転の官能的なサウンドを堪能できるマフラー。低速トルクを損なわないよう径を太くし過ぎないのも重要だ
  • ホンダ シビック:運転席はホールド性に優れるブリッドのフルバケットシートに交換し、ドアの内装とフロアマットも同じくブリッド柄に張り替え済み
  • ホンダ シビック:ロールケージはサーキット仕様の定番である7点式。リアのタワーバーを脱着することで路面に合わせたセッティングにも活用できる
  • ホンダ シビック:ホイールはエンケイのRP-F1、タイヤはトーヨーのプロクセスR1R。ブレーキはエンドレスでスリット入りのローターも使用する
  • ネクサスナイトの会場は岩手県奥州市のクルマドーカスタムファクトリー。クルマ好きの若者をバックアップするプロショップだ
  • ホンダ シビック:EG6で昔から人気だった跳ね上げタイプのリアスポイラー。ボディ全体のシルエットを大きく変えない点も青柳さんは気に入った
  • ホンダ シビック:カーボン柄でフロントまわりを引き締めるリップスポイラー。小ぶりながらディフューザー形状でドレスアップ性と空力を両立できる

自分好みの仕様を偶然購入

2024年10月12日に岩手県奥州市の「クルマドーカスタムファクトリー」にて、20代の若いクルマ好きが企画する「ネクサスナイト」が開催されました。そこに集まった個性たっぷりのチューニングカーから、かつてテンロクの王者としてサーキットを席巻した、ホンダ「シビック」(EG6)をピックアップ。20代のオーナーに、産まれたときにはすでに生産を終了していたEG6に惹かれた理由を聞きました。

タヒチアングリーンパールのボディカラー

このホンダ EG6型「シビック」のオーナーは、20代の青柳 辰さん。もともとは今回のイベントにも一緒に参加した仲間がEG6に乗っており、スタイリングやパワフルなエンジンのフィーリングにひと目惚れ。また純正のディテールを大きく変えないカスタムにも共感した。

同じEG6を買おうと決意し中古車を探したが、年式が年式だけにタマ数は決して多くないし、サーキットなどで酷使された車両も多い。苦労の末にようやく出会えたのが現在の愛車で、さすがにフルノーマルとはいかなかったものの、カスタムの方向性は青柳さんとおおむね一緒。おかげで購入後はメンテナンスが中心で、コストもそれほどかかっていないという。

気に入ったのは後期型の上級グレードだけに設定されていた、あまり見かけないタヒチアングリーンパールのボディカラーだ。塗装の状態から一度はオールペンしていると思われるが、純正らしさを失わずに個性をアピールするには最適だろう。

フロントフェンダーはわずかに叩いて広げてあるものの、見てすぐに分かるレベルではなく、あくまでもノーマル風。外装で青柳さんが手を加えたのはタクティカルアートのエアロ程度で、フロントはカーボン柄でスパルタンな雰囲気のリップスポイラー、リアはダックテール風のスポイラーをボディ同色に塗って装着する。

当面はリフレッシュに予算を使いたい

内装は7点式ロールケージで往年のレースカーらしさを全面に出しつつ、シートおよびフロントドアの内張りやフロアマットをブリッド柄にして、単なるサーキット仕様とは一線を画すファッショナブルな作り込みに注目したい。

足まわりはゼロファイターのスペックL車高調が組み込まれ、超ショートストロークのダンパーによるローダウンと、快適性およびサーキットでの走りを高いレベルで両立する。そしてタイヤとホイールはバランスの崩れるインチアップを避け、15インチのままタイヤのみワンサイズ太い205/50-15を履く。青柳さんは今後サーキット走行も楽しむ予定とのことで、バランスのみならずタイヤ代の面でもベストチョイスだろう。

運よく自分の理想に近いカスタムが施された相棒と巡り会えた青柳さん、今のところ現状で満足しており当面はリフレッシュに予算を使いたいと話す。その第一歩がエンジン系。エアクリーナーやエキゾーストマニホールドは社外品で、EG6の泣きどころであるラジエターも強化してあるが、内装や外装に比べて全体的に汚れが気になっている。次のイベントでは美しく生まれ変わったエンジンルームにお目にかかれるかもしれない。

>>>2023年にAMWで紹介されたクルマを1冊にまとめた「AMW car life snap 2023-2024」はこちら(外部サイト)

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  • 佐藤 圭(SATO Kei)
  • 佐藤 圭(SATO Kei)
  • 1974年生まれ。学生時代は自動車部でクルマ遊びにハマりすぎて留年し、卒業後はチューニング誌の編集部に潜り込む。2005年からフリーランスとなり原稿執筆と写真撮影を柱にしつつ、レース参戦の経験を活かしサーキットのイベント運営も手がける。ライフワークはアメリカの国立公園とルート66の旅、エアショー巡りで1年のうち1~2ヶ月は現地に滞在。国内では森の奥にタイニーハウスを建て、オフグリッドな暮らしを満喫している。
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