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シャレードのサファリラリー挑戦車が証明! ダイハツは今昔も「Light you up!」でコンパクトカー作りをリード

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TEXT: 山本 亨  PHOTO: ダイハツ/Auto Messe Web編集部

幻となったWRC用ミドシップマシン

 ダイハツは現地ディーラーチームの挑戦も含めると、1978年から1993年まで連続して15回目もの世界ラリー選手権のサファリラリーへ挑戦しています。その間にシャレードも初代G10型から二代目G11型、そして三代目となるG100型へとスイッチしています。

 ダイハツは、コンパクトカーでのハイパワー化を早くから「ターボ技術」導入で成し遂げてきました。今でこそ3気筒エンジンが軽自動車やリッターカーなどのコンパクトカー用エンジンでは主流となっていますが、ダイハツがシャレードで採用した4サイクル3気筒エンジンは当時としては画期的でした。それは、振動が難点とされ、20世紀初頭でしか見られなかった形式でしたが、ダイハツはバランサーシャフトで克服。1977年から採用したのです。また1リッターという小型エンジンへのターボ過給器の採用は、1983年に登場した二代目シャレードの「猫科のターボ」(当時の広告用キャッチコピー)として世に送り出されています(このすぐ後にシャレード・デ・トマソが登場)。

 ちなみに二代目シャレードが発表された当時は、WRC選手権の車両規定がグループBとなり、ラリー競技車両のベースとなるマシンが200台以上生産されていれば参戦可能となっていました。このためダイハツでもグループBホモロゲーション用にシャレード926ターボを200台生産しました。車名の926は排気量を表しており、当時ターボ過給機のついたエンジンには総排気量を1.7倍するという計算式規定があり、ノーマルの996ccでは1.3リッター以下のクラスに編入されないことから926ccにスケールダウンしたのです。

 さらにシャレードで驚くべきトピックは、1985年の東京モーターショーに突如として現れたモンスターマシンです。926ターボ用の76馬力エンジンを12バルブのツインカムターボとし120馬力にアップ、しかもミドシップに横置きにエンジンを搭載したシャレード・デ・トマソ926Rという化け物マシンを作り上げたのです(残念ながらこの計画はお蔵入りされ、そのショーカー用マシンも現存しない模様)。

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