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クルマを傷めず「ドラテク」が学べ「Bライ」まで取れる! お得感満載のJAF公認競技 「オートテスト」って何?

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TEXT: 佐藤 圭(SATO Kei)  PHOTO: JAF

ヘルメットもグローブも不要

 では次に敷居が低いといわれる理由を挙げていく。オートテストはレースのように何台もの車両が一斉にスタートするのではなく、単独走行なのでほかの車両にぶつかる可能性がない。また上で書いたとおり必然的に最高速度が抑えられているうえ、接触するとしてもカラーコーン程度なので車両へのダメージはほぼない。オートテストに参加する車両3

 そしてビギナーの心理的なハードルを下げてくれる一番の要素は、車両に特別なチューニングは不要で、フルノーマルで参加できること。それがサーキット走行であれば最低限ブレーキパッドにタイヤ、また車種によっては水温や油温の対策が必要になる。ところがオートテストは走行時間が短く速度も低いため、クルマにかかる負担は比較にならないほど小さい。オートテストに参加する車両4

 さらに服装についても運転しやすいシューズさえ履いていれば問題なく、レーシングスーツやグローブどころかヘルメットすら不要。クルマとドライバーは普段の通勤や買い物に使っている状態で大丈夫だし、1台の車両で複数名がエントリーしたり助手席に誰かを乗せることも可能と、ほかのカテゴリーではあり得ないことばかりだ。普段着のまま参加できるオートテスト

完走者は国内B級ライセンスが取得できる

 参加料金も開催場所によって差はあれど3000円〜と安価で、完走者は国内B級ライセンスが取得できたりと、次のステップへ進む道も用意される。ここ数年で国内B級ライセンスの発給数が増えているのは、間違いなくオートテストが影響しているだろう。オートテストの完走者は国内B級ライセンスが取得可能

 実施クラスはマニュアルとオートマ、経験者と未経験者などで分けられ、上位に入賞すればレースと同じように賞状などが贈られる。敷居こそ低いがモータースポーツらしさがキチンと味わえるのも、オートテストが多くの人に支持される理由だろう。オートテストの参加者たちの集合写真2

 なお2020年は新型コロナウイルスの影響で、日程の大幅な変更を余儀なくされている。最新のスケジュールはJAFのウェブサイト(http://jaf-sports.jp/autotest/)に掲載されているので、参加してみたい人はチェックしてほしい。

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  • 佐藤 圭(SATO Kei)
  • 佐藤 圭(SATO Kei)
  • 1974年生まれ。学生時代は自動車部でクルマ遊びにハマりすぎて留年し、卒業後はチューニング誌の編集部に潜り込む。2005年からフリーランスとなり原稿執筆と写真撮影を柱にしつつ、レース参戦の経験を活かしサーキットのイベント運営も手がける。ライフワークはアメリカの国立公園とルート66の旅、エアショー巡りで1年のうち1~2ヶ月は現地に滞在。国内では森の奥にタイニーハウスを建て、オフグリッドな暮らしを満喫している。
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