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三菱はランエボだけじゃない! 本気すぎるコルト「ラリーアート・バージョンR」が与えた衝撃

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TEXT: 遠藤正賢  PHOTO: 三菱、Auto Messe Web編集部

軽快なハンドリングをドライバーにもたらしてくれた

 20代でも社会人なら頑張れば何とか新車で買え、免許取り立てでも扱いやすい性能とサイズで、人も荷物も乗せられて普段使いにも便利。そんなBセグメントのホットハッチは、いつの時代も若いクルマ好きの味方であり続けた。

 が、2000年代前半は1990年代初頭のバブル経済崩壊、その後に起きたRV・ミニバンブームの余波を受けて、セダンやコンパクトカーにも高い居住性が求められた時代。さらに2002年の排ガス規制強化もあり、高性能なターボエンジンを搭載したホットハッチ、そしてスポーツカーは次々と生産終了の憂き目に遭った。

 そんななか、三菱もCセグメントカーである「ミラージュ」3ドアの実質的後継モデルとして、Bセグメント5ドアハッチバックの「コルト」を2002年11月に発売。高い居住性とスタイリッシュなデザインを兼ね備えるワンモーションフォルムを採用していたが、「ブーレイ顔」と呼ばれる富士山型のフロントグリルが不評だったこともあり、先行する初代トヨタ・ヴィッツや初代ホンダ・フィットにデビュー当初から苦戦を強いられている。2002年に登場した三菱コルト

 だが、スポーツカー好きの視点で見ると、初代ヴィッツとフィットは当初スポーティモデルの設定がなく、またモデルライフ途中で追加されたものも特装車を除き、“ホットハッチ”と呼ぶにはいささか以上に役不足。特にトヨタは、ヴィッツの前身にあたるスターレットでは、ターボエンジンとMTを組み合わせたホットバージョンを長年にわたり設定していたため、より一層残念に思えたものだ。5台目のスターレットはターボエンジンを搭載したグランツァVというホットモデルがあった

 果たしてそんなスポーツカー好きの声に応えようとしたのかは定かではないが、三菱は2004年10月にコルトをマイナーチェンジした際、平成17年排出ガス基準50%低減レベルに適合する、新開発の4G15型・1.5リッター直列4気筒ターボエンジンを搭載したスポーティモデル「ラリーアート」を追加する。2004年のマイナーチェンジをきっかけに「ラリーコルト」を追加した

 この時点の4G15のスペックは147ps/6000rpm&180N・m/2500rpmで、トランスミッションは6速マニュアルモード付きCVTのみとなっていたが、専用の15インチアルミホイール&高性能タイヤ、フロント15インチ&リヤ14インチのディスクブレーキ、フロントストラットタワーバーを標準装備。サスペンションと電動パワーステアリングも専用チューニングとして操縦安定性を高めるなど、見た目だけではなく中身もスポーティな仕様に仕上げていた。コルト・ラリーアートのエンジンは4G15を搭載

 そして2006年5月、この「ラリーアート」をベースとしたホットバージョン「ラリーアート・バージョンR」が誕生する。

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