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なぜ「ロードスター」なのか? ドラテク鍛錬車で「いの一番」に名前が挙がるワケ

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TEXT: 藤田竜太(FUJITA Ryuta)  PHOTO: マツダ、Auto Messe Web編集部

ドライビングの正解・不正解をクルマが教えてくれる

 マツダ・ロードスターの魅力はたくさんあるが、ドラテク鍛錬車に最適という点では、ダントツナンバーワンの存在だろう。ではロードスターのどんなところが、ドラテク鍛錬車に向いている要素なのか。

 ロードスターは、ライトウエイトスポーツの王道なので、なんといっても車体が軽い。今どき、軽自動車以外で車両重量が1トン以下のクルマは貴重だし、軽いがゆえに「走る・止まる・曲がる」の運動性能がすべていい。2015年に登場した現行型マツダ・ロードスター

 そして前後の重量配分が50:50のFRというレイアウトも重要なストロングポイント。ドライバーの着座位置もほぼ車体の中央なので、とてもコントローラブルで操縦性が素直だ。ドライバーの操作通りに、アンダーステアやオーバーステアも出るので、ドライビングの正解・不正解をクルマが正直に教えてくれる。現行型ロードスターの透視図

 そして限界を超えてしまったとしても、挙動は穏やかで、急に破綻するようなことがないのもありがたい。これもドラテク鍛錬車にはとくに重要な要素。サスペンションストロークもたっぷりあるので、荷重のかけ方、抜き方、抜け方を勉強するのにもちょうどいい。ロードスターのモータースポーツベース車両のNR-A

 もうひとつ、ロードスターのいいところは、セッティングやタイヤ、ターボや空力、電子制御などでパフォーマンスを”盛って”いないところ。

 つまり「整形」や「厚化粧」でごまかさず、「すっぴん」で勝負しているのが素晴らしい。 ロードスターの開発主査だった貴島孝雄氏は、「クルマが劣化したらニュートラルに戻る」という名言を残しているが、ロードスターは20年、30年経っても素直な操縦性が変わらない。 これも他のクルマにはない大きな強味だ。ロードスターの開発主査だった貴島孝雄氏

 ちなみに現行モデルのND型でさえ、電子制御は最低限で、余計な介入が少ないのも、今のクルマとしてはは珍しい。

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