ユーザーへの良心の塊! キックス&ルークスにインパルが「選べるエアロ」を設定したワケ (3/3ページ)

「選べる」という発想が生まれた理由

 エアロなどインパル製パーツの開発は、現在、母体企業「ホシノインパル」の代表である星野一義氏の長男で、取締役を務める星野一樹氏が担当している。スーパーGTの現役レーサーでもある一樹氏は、かつて父がそうだったように、レースとインパルの両方に従事。レースからの経験やノウハウをフィードバックした製品も多い。

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パーツ開発を手がける星野一樹氏画像はこちら

 レーシーで高級感もあるデザインといったインパルの伝統を守りつつ、車種によってはリーズナブルな価格の製品を出すなど、時代のニーズを考慮した製品作りを心掛けているという一樹氏。今回出した「選べるエアロ」を開発した経緯をこう語る。

 「弊社では、どんな製品でも一目で『インパルだ』と分かるデザインが必須です。それは、軽自動車のルークスやコンパクトSUVのキックスといった、比較的リーズナブルな製品を求めるユーザーが多い車種でも同じです。キックスのインパルエアロ仕様画像はこちら

 例えば、エアロも、昔多かった前後をフルバンパータイプにすれば、デザインの自由度が高いため、インパルらしいスポーティで攻撃的なイメージは出しやすいでしょう。ですが、それでは価格が高くなり過ぎて、最近のユーザー、特に軽自動車やコンパクトカーに乗るオーナーの多くには響かない。ルークスのフロント部を3つのパーツに分けたり、キックスのリヤハーフスポイラーを2つに分けて選べるようにしたのも、そういったデザインと価格を両立するための工夫です」。デザイン工房とも言える「インパルガレージ」画像はこちら

 時代の流れに応じた発想が生んだヒット商品。しかも、全国の日産ディーラーで購入や装着ができるという、ユーザーにとって手軽で安心感が高いことも魅力のひとつだ。

 現在は、2020年12月に発売されたコンパクトカーの新型「ノート」用エアロを開発中だという。次は、どんなアイデアやインパルらしさを盛り込んだ製品をリリースし、我々にカスタマイズの楽しさを提供してくれるのか、今から楽しみだ。

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