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アウトドアで電気自動車は使えるの? 衝撃のピュアEV「トヨタbZ4X」「スバル・ソルテラ」の気になる中身

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TEXT: 青山尚暉(AOYAMA Naoki)  PHOTO: トヨタ/スバル

走りの味付けは両社らしさが際立っていること間違いなし

 というように、bZ4Xとソルテラはおもにフロントフェイス、ステアリングデザインに違い、独自性があるだけだ。だがしかし、現時点で未試乗のため確定的なことは言えないものの、トヨタ86とスバルBRZがそうであるように、走りのテイストにそれぞれの味付けが施されているはず。両車の選択は、トヨタびいき、スバルびいきを別にすれば、ちょっとしたデザイン違いとその走りのテイストに集約されると思える。

林道を駆け抜けるソルテラのイメージ

 もっとも、両車ともにBEVだけに自宅に充電設備が必要で、電欠の心配から逃れることはできない。駆動方式によって実質、300〜400kmの一充電走行距離のはずで、その点、三菱アウトランダーPHEVのようなプラグインHVのSUVは発電機能を持つエンジンが搭載されるため、ガソリンが入っている限りは走り続けられる(新型アウトランダーPHEVは電気とガソリンで最大1000km走れるという/開発陣談)。

 日常はEVで、高速走行はHVで走れる、充電をことさら気にしなくていい、極めてEVに近い、BEVとHVのいいとこ取りの電動車とも言える。アウトドアでAC100V/1500Wコンセントを使うような場面では、より安心である。bZ4Xとソルテラの登場で、ますますSUV選びに悩むのではないだろうか。

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  • 林道を駆け抜けるソルテラのイメージ
  • 林道を走るソルテラ
  • ソルテラのインパネ
  • bZ4Xのインパネ
  • bZ4Xのシャシー
  • bZ4Xのバッテリーなど
  • フロントマスク比較
  • bZ4Xとソルテラのサイドビュー比較
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  • 青山尚暉(AOYAMA Naoki)
  • 青山尚暉(AOYAMA Naoki)
  • 学生時代からプロミュージシャンとして活動し、ある日突然自動車専門誌、輸入車専門誌の編集者に転身。その後、モータージャーナリストに。新車試乗記やクルマコラムの執筆だけでなく、1台のクルマに対して20カ所以上を独自開発ツールで計測する車両パッケージ解説にもこだわりまくる性分。また、ドッグライフプロデューサーとしても活動し、愛犬とのドライブ術、ペットと泊まれる宿について情報発信。Web、専門誌、一般誌、ラジオ、TV、インターペット、キャンピングカーショーなどで「愛犬との快適安心な旅スタイル」を提言。小学館@DIME、PETomorrowなどでは愛犬とのライフスタイル、ドッグフレンドリーカー記事を展開中。カートップの連載「CT DOG」をまとめた『愛犬と乗るクルマ』はドッグフレンドリーカー選び、愛犬とのドライブ旅行のバイブルとなるムック本。著書に「ぼくたちの外車獲得宣言」「ムリしないで外車が買える本」「すごい海外旅行術」など。輸入車の純正ペットアクセサリーの企画、開発、デザインにも携わっている。趣味はスニーカー、バッグ、帽子の蒐集。今も音楽をいい音で聴くことにこだわり、愛車のサウンドシステムは総出力400W 10チャンネル9スピーカーで構成されるデンマークの「DYNAUDIO」。日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員(1994年~)。
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