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残存台数は200台以下? 知られざる「国産コンプリートカー」4選

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TEXT: 西川昇吾(NISHIKAWA Shogo)  PHOTO: TRD/オーテックジャパン/マツダ

コンフォートGT-Z

 タクシーや教習車など、多くの人になじみのあるセダンのコンフォート。そんなコンフォートをベースに、走り屋仕様というべきチューニングが行われたコンプリートカーがGT-Zです。こちらもTRDが仕上げたモデルで、スーパーチャージャによりパワーアップされたエンジン、スポーツサスペンションや強化されたブレーキなどトータルチューニングがされています。コンフォートGT-Z さらに、大森の3連メーターやRSワタナベホイール、エアダム風フロントバンパーにウレタン風リヤスポイラーなど、80年代の峠の走り屋を思わせるオジサン泣かせな装備が用意されていたのも注目ポイントでした。コンフォートGT-Zのエンジン

マツダスピードファミリア

 2001年に登場したマツダスピードファミリアは、マツダの小型セダンファミリアをベースにマツダスピードの専用チューニング施され、限定100台で販売されたコンプリートカーです。トータルチューニングが施されていた、このモデルでもっとも注目するべきポイントはエンジン。圧縮比、カムシャフト、フライホイール、吸排気ポートなどが変更されていて、見る人が見れば手間がかかるとわかるメカチューンが行われていました。マツダスピードファミリア しかし、同時に登場した200台限定の「マツダスピードロードスター」の陰に隠れてしまったのか、その後はあまり話題となることはありませんでした。

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