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登場時は賛否両論あったがやっぱり名車! 王道スタイルから脱皮した12代目「ゼロクラウン」とは

投稿日:

TEXT: 佐藤幹郎  PHOTO: Auto Messe Web

登場時は仕様が限定的だったのが残念

 ゼロクラは「ZERO CROWN〜かつてゴールだったクルマが、いまスタートになる〜」というキャッチコピーから、ドライバーズカーになったとか、後席を軽視したと思われがちだが、日本の歴史あるクラウンとしては、何かを間違ったのだろうか?

クラウンロイヤルサルーンの外観

 強いてあげれば、これはモデルライフ中に変わったのかもしれないが、2.5L仕様には本革シートが装着できないとか、快適装備はしょぼくて良いから安全装備だけを満載したい。というユーザーに対応できなかったこと。性能はプアで良いから自分の好みに仕立てたいと購入を検討した方は、お金を払うから2.5Lのエンジンで、3.5Lの装備にしてほしいと商談して断られていた。お金に糸目をつけなければ輸入車ならばできるモデルもあるのに。

クラウンのシート

 そしてもうひとつ。カタログの文字が小さすぎて読めない。商談中に読めない文字(注釈)があり問い合わせても、店員の「だと、思います」でクラウン購入をあきらめた。なんて人がいたことを知っている。

 現在のクラウンは、今後はどうなるのかは未定だ。だがクラウンに憧れや想いを持っている方々に寄り添えないのであれば、その名は消えるだろう。すべてのトヨタディーラーですべてのトヨタ車が買える時代。クラウンに思い入れがないディーラーがクラウンの歴史を愛する購入希望者へ寄り添えるはずがない。ゼロクラはクラウンに大きな転換期となり、また現在の15代目もその直面にある。クラウンは最大の危機にあると思っている。

■トヨタ・クラウン・ロイヤルサルーン2.5(GRS180)
全長×全幅×全高:4840×1780×1470mm
ホイールベース:2850mm
トレッド:前/後 1525mm/1525mm
車両重量:1550kg
乗車定員:5名
最小回転半径:5.2m
室内寸法:長×幅×高=2070×1535×1200mm
エンジン: 4GR-FSE V型6気筒DOHC
総排気量:2499cc
最高出力:158kW(215ps)/6400rpm
最大トルク:260Nm(26.5kg-m)/6000rpm
タイヤサイズ(前/後):215/60R16
ブレーキ(前/後):ベンチレーテッド・ディスク/ディスク
サスペンション(前/後):ダブルウィッシュボーン式/マルチリンク式

12
  • ゼロクラウンアスリートのリヤビュー
  • ゼロクラウンアスリートの外観
  • ゼロクラウンアスリートの走り
  • 3.0Lエンジン
  • クラウンロイヤルサルーンの外観
  • クラウンのシート
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