100年の歴史が終わってしまった伝説のカロッツェリア! ベルトーネの斬新すぎるコンセプトカー6台 (1/2ページ)

100年の歴史が終わってしまった伝説のカロッツェリア! ベルトーネの斬新すぎるコンセプトカー6台

この記事をまとめると

  • イタリアのデザイン工房「ベルトーネ」は数多くの名車を送り出してきた
  • コンセプトカーは個性的でどのモデルも驚くデザインが多かった
  • 代表的な6台を紹介

アルファロメオ・カラボ

 まずはじめに紹介するのは、1968年のパリ・サロンで発表されたアルファロメオ・カラボだ。ベルトーネ・カラボと呼ばれることもあるこのコンセプトカーのデザインを手がけたのはマルチェロ・ガンディーニ。ウェッジシェイプを採用したクルマのパイオニアのひとつとして認識されている。ベースとなったのは、アルファロメオ ティーポ33/2ストラダーレである。ベルトーネが生み出したコンセプトカー

 カラボとは、イタリア語でオサムシのこと。ガンディーニは飛び立とうとしている昆虫の羽根からインスピレーションを受け、上方向に開くスイングアップドアを思いついたという。この機構を持つカラボがカウンタックをデザインする際の出発点になったといわれている。ボディの表面と一体化して見える特殊ガラスやメタリックグリーンの外装色もオサムシっぽさを強めていた。ベルトーネが生み出したコンセプトカー

ランチア・ストラトス ゼロ

 続いて紹介するのは、ストラトス ゼロだ。1970年のトリノ・ショーで発表されたストラトス ゼロは、当時ベルトーネ総帥であったヌッチオ・ベルトーネと、ランチアワークスチームのボスであるチェーザレ・フィオリオが企画したコンセプトカーである。全長3580mm×全幅1840mm×全高840mmという超ウェッジシェイプボディのデザインを担当したのもマルチェロ・ガンディーニだ。ベルトーネが生み出したコンセプトカー

 走行可能なランニングプロトとして製作されたストラトス ゼロに搭載するパワーユニットは、ランチア・フルヴィア・ラリー1.6HF用のV型4気筒SOHCエンジン。排気量1584cc、最高出力115psというスペックだった。ベルトーネが生み出したコンセプトカー

 シャシーは専用の鋼管スペースフレーム+サブフレームで、サスペンションはフロントがマクファーソンストラット+コイル、リヤはフルヴィアのフロントから流用したダブルウィッシュボーン+コイルであった。その車名からも分かるようにストラトス ゼロが後年ランチア・ストラトスへと発展したが、ストラトス ゼロのディテールがカウンタックに引き継がれたともいわれている。ベルトーネが生み出したコンセプトカー

ランボルギーニ・マルツァル

 ランボルギーニ・マルツァルはミウラのシャシーを使った4シーターモデルで、1967年のジュネーブ・ショーで発表されたベルトーネのコンセプトカーだ。エンジンはフロントではなくリヤに積まれ、リヤシートへの乗り降りを容易にするためにガラス張りのガルウイングドアを採用。4名分の座席を確保するため、ホイールベースはミウラの2500mmに対し、2620mmまで延長されていた。ベルトーネが生み出したコンセプトカー

 コンコルソ・デレガンツァ・ヴィラ・デステ2011においてベルトーネから放出され、その後のレストアによって、マルツァルはかつての美しい姿とパフォーマンスを取り戻した。1967年のF1モナコGPでレーニエ大公が運転し、グレース王妃が助手席に乗って走ったことでも知られているが、レストアされたことにより、2018年のF1モナコGPで51年ぶりに記念走行を披露している。ベルトーネが生み出したコンセプトカー

画像ギャラリー