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車名は「聞いたことある!」でも「姿カタチは……」な微妙にマイナーなクルマ7選

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TEXT: 島崎 七生人(SHIMAZAKI Naoto)  PHOTO: 島崎 七生人

三菱ディオン

 ミニバン系では、ブームのころにポツンと登場して1世代で終わったクルマがほかにもあった。三菱ディオン、ミラージュ・ディンゴなどがそう。三菱ディオン

 ディオン(2000年)は当時のシャリオが3ナンバー化したため、そのフォローで登場した5ナンバーサイズの3列/7人乗りミニバン。スタイリングは奇をてらわずむしろ大人しい部類だったが、2〜3列目の床面が低くフラットで、快適な居住空間が作られていた。三菱ディオン

三菱ミラージュ・ディンゴ

 もう1台のミラージュ・ディンゴ(1998年)は、ミラージュをベースに仕立てられたモデルで、三菱が当時提唱していたSUW(スマート・ユーティリティ・ワゴン)の第一弾として登場。三菱ミラージュ・ディンゴ

 今、あらためて発表当時の資料一式を見返すと、“タブ”が付けられた見やすいカタログ、充実したオプションや用品など、丁寧に作られたクルマだったことが改めて伝わってくる。とはいえ、強烈な印象の縦型ヘッドランプ(のちに無難なデザインにあらためられた)など、多くのユーザーにアピールするには残念ながらアクが強過ぎたということか。三菱ミラージュ・ディンゴ

三菱カリスマ

 三菱ではもう1台、セダンのカリスマを取り上げておこう。このモデルはボルボとのジョイントベンチャーにより生まれたモデルで、全幅1695mmに仕上げられたコンパクトなセダンだった。三菱カリスマ

 乗ると、欧州車調のしっかりとしたサスペンション性能が感じられた。ベースグレードで150万円台というバリュー・フォー・マネーの実現も魅力だった。ただし日本市場では素の良さだけで勝負するのはさぞキツかっただろう……と思える。三菱カリスマ

ダイハツ・パイザー

 そのほかコンパクト系の実用車だったダイハツ・パイザー(1996年)も、久しぶりに車名を聞いたという人が多いクルマかもしれない。一見すると3列シートのミニバンのように見えたがじつは2列・5名乗りで、ダイハツも“ミニバンスタイルのコンパクトワゴン”と表現していたクルマ。ダイハツ・パイザー

 ユニークだったのは“ラゲッジルームクッション”と“センタークッション”呼ぶ、通常は格納しておき、前席は生かしたまま後席以降に1.7mのフルフラットスペースを作るときにだけ使うクッションが設定されていたこと。迂闊にも当時、実車で試すことをしなかったのだが、今どきであれがウケたかもしれない……そんな風にも思える。ダイハツ・パイザー

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  • 島崎 七生人(SHIMAZAKI Naoto)
  • 島崎 七生人(SHIMAZAKI Naoto)
  • 1958年生まれ。大学卒業後、編集制作会社を経てフリーランスに。クルマをメインに、写真、(カー)オーディオなど、趣味と仕事の境目のないスタンスをとりながら今日に。デザイン領域も関心の対象。それと3代目になる柴犬の飼育もライフワーク。AMWでは、幼少の頃から集めて、捨てられずにとっておいたカタログ(=古い家のときに蔵の床が抜けた)をご紹介する「カタログは語る」などを担当。日本ジャーナリスト協会会員、日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員。
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