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ノーマルエンジンのままで愛車を速くする方法とは? クロスミッション化のメリットと注意点

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TEXT: 佐藤 圭(SATO Kei)  PHOTO: Auto Messe Web

レース仕様のようなガチアイテムも存在する

 最後にチューニングやモータースポーツで耳にする機会が多い、ドグミッションとシーケンシャルミッションについて手短に説明しよう。ドグミッションとは純正とそもそもの構造が異なり、シンクロメッシュと呼ばれる各ギヤの回転数を合わせ、スムースに変速させる部品が存在しないミッションだ。

 エンジンとトランスミッションの回転数を乗り手が合わせられれば、クラッチを切らなくてもギヤチェンジすることが可能となり、素早い操作でタイムアップに貢献しつつ強度の面でも有利。ハイパワーなチューニングカーやタイムアタックに特化した車両には向いている反面、ドライバーの技術が求められる上に変速のショックが大きいため街乗りでは扱いにくい。

 シーケンシャルミッションは一般的なトランスミッションの『Hパターン』に対し、シフトレバーを上下に動かすことで変速する構造で『Iパターン』とも呼ばれる。メリットは3速から4速にアップするはずが力んで2速にダウンしてしまうような、エンジンにダメージを与えるシフトミスを起こす確率がほぼゼロになること。ただし1段ずつしかギヤを変えることができず、街乗りには不向きといっていい。

シーケンシャルミッションのイメージ

※写真はすべてイメージです

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  • ギヤのイメージその1
  • シフト操作イメージ
  • シーケンシャルミッションのイメージ
  • トヨタ86のトランスミッション
すべて表示
  • 佐藤 圭(SATO Kei)
  • 佐藤 圭(SATO Kei)
  • 1974年生まれ。学生時代は自動車部でクルマ遊びにハマりすぎて留年し、卒業後はチューニング誌の編集部に潜り込む。2005年からフリーランスとなり原稿執筆と写真撮影を柱にしつつ、レース参戦の経験を活かしサーキットのイベント運営も手がける。ライフワークはアメリカの国立公園とルート66の旅、エアショー巡りで1年のうち1~2ヶ月は現地に滞在。国内では森の奥にタイニーハウスを建て、オフグリッドな暮らしを満喫している。
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