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ホンダ新型「シビックタイプR」登場! 歴代「赤バッジ」のFF最速神話を振り返る

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TEXT: 西川昇吾(NISHIKAWA Shogo)  PHOTO: 本田技研工業

歴代モデルで初となるターボエンジン搭載の「FK2」

 それまで高回転型NAエンジンを搭載してきましたが、2015年に久々のシビックタイプRの名で登場したFK2型は、2Lターボエンジンを搭載。その最大の理由はニュルブルクリンクFF最速を目指したことにあります。世界一過酷と言われるサーキットでもっとも速い量産車FFを目指すため、求めたのは300psを超えるパワー。その実現のため、VTEC TURBOという選択が選ばれたのです。

FK2型シビックタイプR

 その結果、最高出力310ps/最大トルク400Nmという、2Lエンジンとしてはトップレベルの性能を実現。ニュルブルクリンクでFF最速となる7分50秒63を記録し(当時)、開発目標を実現しました。日本国内では750台の限定販売となったため、希少なシビックタイプRとなっています。

ニュルブルクリンク最速を奪還すべく進化した「FK8」

 先代モデルとなるFK8型は2017年に登場。究極のFFスポーツを目指して開発され、ボディやサスペンション、エンジンのすべてにおいて、より高い性能が与えられました。

FK8型シビックタイプR

 そのなかでも特筆すべきがボディ(プラットホーム)です。ベースのシビックを開発する段階からタイプRを見据えており、ボディ剛性の向上と軽量化を実現させました。そのほか一般道での快適性も進化させ、「COMFORT」を含めた3つのドライブモードを設定。あらゆる場面に対応できるマシンへと仕上がりました。また、FK2同様にニュルブルクリンク最速を狙い、最速の座を7分43秒80というタイムで取り返しました。

FFスポーツとして進化し続ける存在

 本格的なスポーツカーは後輪駆動が多かった90年代に、FFスポーツとしてのジャンルを確かなものにしたシビックタイプR。先代以上の速さと扱いやすさを求めて進化していった先に見えたのは、ニュルブルクリンク最速、そして究極のFFスポーツという姿です。日本でFFスポーツというジャンルを確立したモデルは、やがて世界で最速を争うモデルへと進化していきました。新型モデルは一体どんな進化を遂げ、どのようにクルマ好きを楽しませてくれるのか? まだまだ話題に尽きないモデルであることは間違いありません。

新型シビックタイプR

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