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日本独自の「バニング」文化のルーツは北米にあった! バニング歴30年以上のオーナーがたどり着いた「ハイエース」とは

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TEXT: 青木邦敏(AOKI Kunitoshi)  PHOTO: 青木邦敏

バニング一筋30年以上でたどり着いた「ハイエース」

 今回紹介する小泉さんは、バニング業界ひと筋30年以上の人生を歩み、これまでバニングカルチャーの変化を見守り続けて来た人物だ。愛車のベースは100系ハイエースのスーパーロングで、ド派手な装飾によってアピール度を高めている。

 バニング歴の長いベテランが手がける、とても普通ではないハイエースの一番のポイントを小泉さんに伺うと、やはりリヤ後方をお立ち台仕様にしている点だと説明してくれた。ここにはテーブルとソファとスピーカーがセットされている。しかもリヤハッチはダンパー付きで、しっかり閉められる作りとなっているから凝っている。

 バニングカーとしてアピール度を高める巨大で派手なエアロパーツは独特で、フロントと前ドア以外の窓を埋め、フラットな外観にするバニング定番スタイルとしながらも、前後バンパーは大きく張り出し、ルーフには鎧兜を彷彿させる大胆な装飾も施し、圧倒的な存在感が引き出されている。

 ド派手に魅せるのがバニングカーの王道。ならば、徹底的に目立つようにやり尽くすというのが小泉さんのポリシーで、他にも星形巨大マフラーを製作してサイドにマウントさせたり、オーバーフェンダーを装着したワイドボディ化も施している。

 また、このクルマの場合はゴールドとブラックのデザインカラーにも注目してもらいたい。これを見てピンと来た人は相当なクルマ好きと言っていいだろう。じつはこのデザインは「ファルケンカラー」と呼ぶスタイルで、四輪改造車乗り間では有名なカラーリングだ。いわゆる街道レーサー乗りに好まれるスタイルだが、それをあえてボディ面積の広いワンボックスのバニング仕様車でやるのが面白い。

 バニングカーといえば、パールやメタリック系一色のみか、車体に有名人の顔やアニメキャラなどが描くケースも多い。その中でファルケンカラーというデザインペイントを施した小泉さんのハイエースは特別な印象をより強く感じさせる1台であった。

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  • 青木邦敏(AOKI Kunitoshi)
  • 青木邦敏(AOKI Kunitoshi)
  • 1969年生まれ。某出版社でドレスアップ誌、チューニング誌の編集長を歴任。2006年に自動車・バイク専門の編集プロダクション株式会社バーニーズを設立。自動車専門誌をはじめ、チューニング、カスタム系、旧車、キャンピングカー、アウトドアに関する媒体を新たに立ち上げる。これまでの愛車は、セリカXX、スカイライン、AE86、AE92、シビック、スープラ、シルビア、180SX、ロードスター、RX-7、BMW850iなどなど。他にもセダン系、バン系、ミニバン系など数多くのクルマを乗り継いでいる。
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