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何かが違うホンダ「ステップワゴン」! 「すごい!」の理由は純正プレスラインを活かしたワイドボディ化にありました

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TEXT: 青木邦敏(AOKI Kunitoshi)  PHOTO: 青木邦敏

わかる人にだけわかるカスタム

 クルマメーカーのデザイナーやその他多くのスタッフが携わって市販化されたクルマは、コスト面などでの妥協は仕方ないとして、全体としてのまとまりは文句のつけようがないのがほとんどだろう。フォルムも美しく、バンパーやグリルの形状もスタイリッシュに仕上がっている。

 そうであるならば、その純正のデザインを活かして、足りないと感じる部分だけをカスタムすれば十分と考え、どっしり構えたフォルムを追求した純正風ワイドボディという道を選んだわけだ。

 同じステップワゴンが隣に並べば、そのワイド感は一目瞭然。純正プレスラインをより強調させるために、フロント片側22mm、リヤ片側25mm幅のワイドボディフォルムとなっている。一見すると純正のように見えるが、メリハリの効いたフォルムが美しくカッコよい。

 また、よりワイド感を主張するために、深いリムを持つワーク製ユーロラインのホイールを履かせているのもポイントだ。菊池さんによると、このホイールはただリムが深いだけでなく、昔ながらのエッジの効いたリムとなっており、よりワイド感を出すためにはこうしたホイールを履かせた方がさらにカッコよく決まるそうだ。

* * *

 カスタム上級者である菊池安広さんが、純正然としたカスタムにたどり着いたということが興味深い。カスタムも突き進むと、どうしてもやりすぎてしまいがちな傾向にある。そこを敢えて控え目にシンプルなカッコよさを追求した渋くて玄人的なカスタムの仕上げ方は、今後流行りそうな予感がする。

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  • 青木邦敏(AOKI Kunitoshi)
  • 青木邦敏(AOKI Kunitoshi)
  • 1969年生まれ。某出版社でドレスアップ誌、チューニング誌の編集長を歴任。2006年に自動車・バイク専門の編集プロダクション株式会社バーニーズを設立。自動車専門誌をはじめ、チューニング、カスタム系、旧車、キャンピングカー、アウトドアに関する媒体を新たに立ち上げる。これまでの愛車は、セリカXX、スカイライン、AE86、AE92、シビック、スープラ、シルビア、180SX、ロードスター、RX-7、BMW850iなどなど。他にもセダン系、バン系、ミニバン系など数多くのクルマを乗り継いでいる。
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