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渓流釣りに魅了されたオーナーの相棒は「ディフェンダー110」! 白洲次郎に影響を受けたランドローバー歴とは

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TEXT: 奥村純一(OKUMURA Junichi)  PHOTO: 奥村純一

大きなディフェンダーだが狭い林道でもラクラク

 林業やマタギの里だったこの地域には、2尺(60センチ)を超える大物イワナもいたという。渓流釣りのなかで何よりもイワナが好きだという大畑さんを魅了する。大畑さんの釣法は、毛針を使用し、巧みなラインワークで遠投するフライフィッシングだ。

 現地に着くと、「今まで、こんなに車が停まっているのは見たことがない。きっと、この1年で一番人が多いよ」と、今回同行した平野博信さんも驚く混雑ぶりだ。アウトドアブームと同時に釣りを楽しむ人が増えたのと、動画サイトやSNSで、河川情報も発信されるようになったのが原因だろう。

 平野さんは地元・南会津で生まれ育った生粋の山人だ。様々な媒体での釣行ではシェルパ的な役割を果たしており、著名な釣師たちを陰で支えてきた。たくさんの渓魚を釣りたいのではなく、釣行までの過程や、その日の自然を楽しみたいという共通のスタイルを持つ大畑さんと平野さんの2人が親しくなるのは当然であった。

 途中、すれ違った釣り人と窓を開けて情報交換すると、「この先の沢も駐車できる所は全部停まってる。人が多すぎだよ。おれは今日で4日目なんだけど、こんな小さいのが数尾出ただけ、今年はキツイね」。指でそう示した爪は真っ黒だ。本当に4日間も山籠もりしているのだろう。いや、釣り人の執念は恐ろしい。

 そのように、何度か狭い林道で対向車とのすれ違いがあったが、車体前後だけでなくサイドにあるカメラから路面を捉えるモニターは非常に便利だ。そして川へ移動したとき、濡れたウェーダーとフエルトソールの靴のままでも乗れる車内も、そのまま水を流して洗えるのも大畑さんのお気に入りだ。

 渓流魚が産卵期を迎えるため、この地域の河川は10月1日で禁漁となる。この日が今年最後の釣行という2人、日没までたっぷりと自然のなかでの1日を楽しんだのだった。

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