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トヨタ「アルファード」の弟分「エスクァイア」は今どうなった? 兄弟の「ノアヴォク」と一線を画すオトナの世界観が魅力的でした

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TEXT: 島崎 七生人(SHIMAZAKI Naoto)  PHOTO: 島崎 七生人/トヨタ自動車

「Francfranc」とタイアップしたシートカバーも用意

 他方でインテリアは、ノアに明るいフロマージュ、ヴォクシーにカラフルなブラッドオレンジといった設定があったのに対し、注文色でバーガンディ&ブラックがあったものの、基本はブラックのモノトーンな雰囲気となっていた。このあたりは渋めの男性ユーザーを想定してのことだったか。

 ただしカタログにはペラのチラシが挟み込んであり、見ると、なんとインテリアショップの「Francfranc(フランフラン)」とタイアップしたボーダー柄のシートカバーなども用意されていた。専用のアクセサリー&カスタマイズカタログも用意があり、見ると、標準よりもより大胆なパターンのグリルやエアロパーツをラインアップ。“KAGEROU”なる商品名のまさに陽炎模様が入ったピラーガーニッシュ、ドアミラーカバーなど、(実車で見た記憶はないが)さぞ際立っていたのだろう。

 ところでエスクァイアには7人乗りのハイブリッド車と、7人または8人乗りの2Lガソリンエンジン車とが用意されていた。ガソリン車には4WD車の設定もあった。用途としてはノアヴォクと同じ、ミドルクラスのファミリー向けミニバンではあった。だが、ノアヴォクには販売台数の点では及ばずとも、生活感を仮面舞踏会的なオブラートで包んだところに一定の支持が集まったような気がする。

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  • 島崎 七生人(SHIMAZAKI Naoto)
  • 島崎 七生人(SHIMAZAKI Naoto)
  • 1958年生まれ。大学卒業後、編集制作会社を経てフリーランスに。クルマをメインに、写真、(カー)オーディオなど、趣味と仕事の境目のないスタンスをとりながら今日に。デザイン領域も関心の対象。それと3代目になる柴犬の飼育もライフワーク。AMWでは、幼少の頃から集めて、捨てられずにとっておいたカタログ(=古い家のときに蔵の床が抜けた)をご紹介する「カタログは語る」などを担当。日本ジャーナリスト協会会員、日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員。
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