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美しすぎる「クレーターレイク国立公園」の絶景を独占! 「ハイラックス」はオレゴン州へ──米国放浪バンライフ:Vol.16

投稿日:

TEXT: 牧野森太郎  PHOTO: 牧野森太郎

6月2日 クレーターレイク国立公園

 前日、クラマスフォールズのRVパークに1泊し、一路クレーターレイク国立公園を目指した。リムビレッジに着いてみると、本当に雪の中であった。ビジターセンターもその日(6月2日)からオープンしたばかりで、リーダーらしい女性レンジャーがヒステリー気味にスタッフに指示を出していた。レストランもギフトショップも雪に埋もれたままの営業だ。

 当然、トレイルも雪の中だ。ビレッジから延びる1マイル(1.6km)のディスカバリー・トレイルは、初心者向けの人気コースだが、これを歩くのに1時間以上かかってしまった。ただ、ジェシが言うように、ほかにハイカーはほとんどいない。絶景を見下ろすポイントを独り占めにした快感は至福だった。

遅い日没までのんびりと空を眺める

 キャンプ場もクローズだったため、麓にあるキャビンを予約しておいた。1泊160ドルという、今回の旅のなかでは最高級の宿だ。リムにあるロッジに泊まれば、夕景や夜景をその場で見ることができるのだが、こちらは250ドルと手の届かない金額だった。

 一度、チェックインするために麓に戻ったが、キャビンにいても退屈なだけだ。レストランで夕食を済ませ、夕景を撮影するためにふたたびリムに登った。夕景といっても暗くなり始めるのが午後8時半くらいで、10時近くまで薄明るい。リムにのんびりと佇みながら、雲が劇的に染まっていく様子を見届けた。

 本当はそのままスターゲイジング(星空見物)もしていこうかと思ったが、駐車場は真っ暗になり、止まっているクルマもほとんどいなくなった。シャスタでの怖い記憶がよみがえり、適当なところで切り上げてキャビンに引き返すことにした。

 なお、「ドル」はリムへの急坂を難なく2度、登り切った。オーバーヒートの不安は、この時点できれいに払拭された。

■「米国放浪バンライフ」連載記事一覧はこちら

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  • 牧野森太郎
  • 牧野森太郎
  • アウトドア誌、ライフスタイル誌などの編集長を経験。2001年にアメリカでキャンピングカーを購入して以来、国立公園を訪ねることをライフワークとする。著書に『アメリカ国立公園 絶景・大自然の旅』『自分自身を生きるには 森の聖人ソローとミューアの言葉』(ともに産業編集センター)がある。カリフォルニア州シェラネバダ山脈のジョン・ミューア・トレイルを計30日かけて踏破したレポートがデルタ航空機内誌「sky」に掲載され、カリフォルニア観光局のメディア・アンバサダー最優秀賞を受賞。
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