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【速報】スズキ「ジムニー」の常識を覆す! 走れる5インチアップは圧倒的存在感と優れた走破性を両立しました

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TEXT: 佐藤 圭(SATO Kei)  PHOTO: 佐藤 圭

  • マスターピースのジムニーシエラフロントマスク

  • ジムニーのリア

2023年もジムニーのカスタムモデルが多数集結

2023年2月10日(金)~12日(日)に、インテックス大阪で開催中の「大阪オートメッセ2023」。今年もJB64/74を中心とするスズキ「ジムニー」の人気は相変わらず高く、数多くのデモカーが5号館のアクティブライフホールに並んでいる。

そのなかでも5インチのリフトアップで抜群の存在感を放つのは、兵庫県の「マスターピース」が製作した「ULTIMATE SIERRA」だ。

リフトアップしても走りの良さが自慢

ジムニーの王道カスタムといえばリフトアップだが、多くは2インチか3インチ程度にとどまっている。それでも重心が上がったことで不安定な挙動になってしまったり、乗り心地の悪化といった弊害の発生も珍しくない。そんな常識を知っている人にとって5インチアップは、ドレスアップに近いカスタムと思えるかもしれない。

しかし、アルティメイト(究極)の名が示すとおり、マスターピースのJB74は走りのよさがウリだ。チーフメカニックの武田さんによると、路面を問わず高い走破性を実現した最大のポイントは足まわり。自社でイチから開発したスプリングに、モンローまたはタフドッグのダンパーという組み合わせ。リーディングアームやトレーリングアームはブラケットにより取り付け位置を下げ、3ラテラルロッドを含め3インチアップと変わらないジオメトリーを実現したという。

ジムニーのリア

ほかにもダンパーの延長ブラケットや前後のトラクションリンクなどを使い、悪路走破性はもちろん舗装路における快適性や安全性も向上させることに成功した。さらに、5インチまで上げることで245/75R16や7.50R16のタイヤを装着でき、必然的にデフなどのロードクリアランスが大きく取れることもメリットだ。なお、デモカー並みの大径タイヤを履くと純正バンパーは使えなくなるが、市販を見据えたオリジナルの前後バンパーを開発しているという。

マスターピースは、クロスカントリー性能を悪路だけに限らずあらゆる道を安全に走破し、確実に目的地へたどり着ける性能と捉えて「ULTIMATE SIERRA」を作り上げた。必要なパーツがすべて揃った「5インチアップグレースサスペンションアルティメイトセット」はダンパーにより価格が異なり、モンロー仕様が63万2500円でタフドッグ仕様が67万1000円だ。

そして次は今もなおカスタムのベースとして高い人気を誇り、買いやすい価格の中古車が増えたJB23用も開発中とのことだ。マスターピースでは試乗車もあるそうなので、走れる5インチを体験したい人はぜひ足を運んでみよう!

  • ジムニーのリア
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  • 佐藤 圭(SATO Kei)
  • 佐藤 圭(SATO Kei)
  • 1974年生まれ。学生時代は自動車部でクルマ遊びにハマりすぎて留年し、卒業後はチューニング誌の編集部に潜り込む。2005年からフリーランスとなり原稿執筆と写真撮影を柱にしつつ、レース参戦の経験を活かしサーキットのイベント運営も手がける。ライフワークはアメリカの国立公園とルート66の旅、エアショー巡りで1年のうち1~2ヶ月は現地に滞在。国内では森の奥にタイニーハウスを建て、オフグリッドな暮らしを満喫している。
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