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新型「カウンタックLPI 800–4」を試乗してわかった「由緒正しきランボルギーニの血統」とは?「アヴェンタドール」の完成形でした

新型「カウンタックLPI 800–4」を試乗してわかった「由緒正しきランボルギーニの血統」とは?「アヴェンタドール」の完成形でした

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TEXT: 西川 淳(NISHIKAWA Jun)  PHOTO: タナカヒデヒロ

ハイブリッドで低中速域での加速が上質に

新型カウンタックはハイブリッド車だ。それはそうなのだけれども、システムの働かせ方は少しユニーク。電気モーターには微低速域における駆動力の提供に加えて、ISRミッションの欠点というべきシフトアップ時におけるトルク落ちを埋めるブースターの役割もあった。むしろ後者の方が重要かもしれない。

それゆえ変速をオートにしてもアヴェンタドールより随分とスムースだ。日本の制限速度域以下では電気モーターのブーストによる恩恵を受けることができるため、100km/hあたりまではアヴェンタドールよりもレスポンスよく加速するし、“速い”と感じることもできる。あくまでもフィールだけれど。

もちろんアクセルベタ踏み状態ではシフトアップ時にショックが出るものの、ハーフスロットルならショックはほとんど気にならない。さらにドライブモードをスポーツに変えてマニュアル操作で変速した場合に、シフトアップと同時に力が加わって前のめりの加速が生まれる。この感覚はアヴェンタドールにはなかったもので、シアンやカウンタックに共通するハイブリッドパワートレインに特有だ。

アクセルペダル全開での速さそのものは、結果的にアヴェンタドールとほとんど変わらない。高回転域では純粋にエンジンの出番で、モーターの援助パワーをあてにはできないためパワーフィールそのものは「アヴェンタドールSVJ」
とさほど変わらなかった。

要するに低中速域での加速ではカウンタックやシアンの方が上質に思える。いきなりフルスロットルにするのではなく、じわっと右足を踏み込んでいけば、ライドコンフォート性においてカウンタックはアヴェンタドールを上回っていることが分かるだろう。ショックのない変速とのそれは相乗効果でもある。

新型カウンタックはアヴェンタドールの完成形であるということもできるのだった。

(取材協力:ランボルギーニ・クラブ・ジャパン)

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