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懐かしのシトロエン「GS」にデザイン学生がハマった理由は? 個性的スタイルと魔法の乗り心地が「旧車沼」の入り口でした

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TEXT: 近藤浩之(KONDO Hiroyuki)  PHOTO: 近藤浩之

200万台以上生産されたフランスのコンパクトカー「GS」

2023年2月19日(日)に埼玉県行田市にある古代蓮の里公園で行われた「CCJ(シトロエンクラブジャポン)関東地区新春ミーティング」。シトロエンオーナーなら誰でも参加OKで、事前登録も必要なくオープンに参加できるイベントだ。今回は、個性的なスタイリングにより70~80年代フランスでベストセラーとなった小型大衆車「GS」のオーナーを紹介しよう。

大学の授業を通じてシトロエンが大好きに

2019年の年末に、1975年式シトロエン「GSクラブ」を手に入れたという山北拓史さん。GSをセレクトしたのは、70年代のシトロエンを探していて、近所にたまたまGSに強いショップがあったからだという。ところでなぜ、山北さんは70年代のシトロエンを探していたのだろうか。

「大学がデザイン系のところなんです。工業デザインの授業でシトロエン関連の資料などが出てくるんですが、そこですごいシトロエンが好きになる人と、好きでない人と両極端に分かれるんです。僕は大好きになっちゃったっていうタイプですね。その中でも70年代のデザインが好きだったんです。

実際乗ってみても、最初はとまどいましたが、1本スポークのステアリングも慣れてくるとホントにメーターや前が見やすくて。デザイン的にも日本人の常識じゃないですよね。サイドブレーキが手元のステアリング脇にあったりとか、機能的なデザインになっているところもいいです」

ハイドロニューマチックの乗り心地は最高

山北さんが手に入れたGSは、ショップにあった一番古いモデルでワンオーナーの1975年式。右ハンドル・セミオートマ・エアコン付きという仕様で、「これを逃しちゃいけない」と購入を決めたそうだ。購入後は電装系のトラブルなどもあったそうだが、それも想定済みで購入したためとくに問題ではなく、GSのある生活を楽しんでいるという。

「乗り心地はホントに良いですね。1回このクルマで旧車仲間のMG-Bとポルシェ914でキャンプに行ったことがあって、一緒に悪路を走ったんですけど、“自分のクルマで腰を打ちたくないから絶対に買い出しはこのGSで行きたい!”って、皆が言ってました。ホントに疲れないクルマです。ただ、ずーっと乗ってると、ありがたみが薄れてくるんですけど(笑)」

同じ趣味の人たちが集まってくる

すでに購入してから3年以上が経過しているが、「ひょっとしたら部品取り車を買うかもしれない」というくらい、GSに対する愛情はますます増している山北さん。ちなみに以前は21世紀版「フィアット500」に乗っていたそうだが、GSに乗り始めてから旧車乗りの仲間が増えたそうだ。

「仲間は増えました。大学の知り合いも旧車乗りが多いんですが、BX乗りの僕より若い子だったり、同じように趣味にのめり込んだ人たちがいっぱい集まってきます。クルマに乗るもの楽しいですけど、旧車乗りとの交流も楽しいですね」

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