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『サーキットの狼』のロータス「ヨーロッパ」を完コピ! 風吹裕矢が降りてきそうな究極のミニカーの製造法とは【モデルカーで知る名車】

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TEXT: 長尾 循(NAGAO Jun)  PHOTO: 長尾 循

Y字型バックボーンフレームやエンジンルームまでリアルな作り

オートアート・コンポジットダイキャストモデルならではの「ボディはABS樹脂、インナーボディはダイキャスト」というミニカーの構成は、まさにバックボーンフレームにFRPボディを載せた実車と同様。そのうえで再現された、モデル後期の豪華になった室内から、ビッグバルブのロータス・ツインカム・エンジンが再現されたエンジンルームまで非常にリアルな作りで、現代のこのクラスの量産ミニカーのお手本と言えるクオリティとなっている。

モデルを裏側から見てみると、ロータス・エランのそれをちょうど180°ひっくり返したようなY字型のバックボーンフレームにミッドシップ・マウントされた縦置きのエンジンや、劇中でレース中にヒットしてしまったシーンも出てくるフロント・サスペンションのスタビライザーなどもリアルに再現されている。

『サーキットの狼』が日本のクルマ文化に与えたインパクトの大きさ

『赤いペガサス』、『ドロファイター』、『ひみつ指令マシン刑事999』……。1970年代中頃にはクルマやレースを題材とした数多くのマンガが生まれ、テレビのバラエティ番組や歌謡曲をはじめとするあらゆる業種とともに空前のスーパーカーブームを牽引していったが、その全てのきっかけとなったのはやはり『サーキットの狼』であった。

日本のクルマ趣味の世界に大きなインパクトを与えた漫画作品の連載開始から半世紀近く経ったいま、その作品の劇中車が最新のミニカーとしてリリースされたことに、日本ならではのクルマ文化の歴史も感じるのである。

■AUTOart 1/18 ロータス ヨーロッパ スペシャル(サーキットの狼/風吹 裕矢)
定価:3万4100円(消費税込)
問い合わせ:株式会社ゲートウェイ・オートアート・ジャパン
https://www.autoartmodels-jp.com
©S.IKEZAWA/animedia.com

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  • 長尾 循(NAGAO Jun)
  • 長尾 循(NAGAO Jun)
  • 1962年生まれ。デザイン専門学校を卒業後、エディトリアル・デザイナーとしてバブル景気前夜の雑誌業界に潜り込む。その後クルマの模型専門誌、自動車趣味誌の編集長を経て2022年に定年退職。現在はフリーランスの編集者&ライター、さらには趣味が高じて模型誌の作例制作なども手掛ける。かつて所有していたクラシック・ミニや二輪は全て手放したが、1985年に個人売買で手に入れた中古のケーターハム・スーパーセブンだけは、40年近く経った今でも乗り続けている。
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