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ゴール直前でクラッシュ! 第2ステージまでは順調だったナスカー・トラックシリーズ第3戦をレポート

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TEXT: 青山義明(AOYAMA Yoshiaki)  PHOTO: Hattori Racing Enterprises

最終ステージで3位まで順位を上げるもののリタイヤ

NASCAR(以下:ナスカー)レースの「CRAFTSMAN Truck(トラック)」シリーズの2023年第3戦「Fr8 208」は、3月18日(土)にジョージア州にあるアトランタ・モーター・スピードウェイで決勝を迎えた。レポートをお届けしよう。

16号車は13番手からのスタート

アメリカでもっとも人気のある自動車レースである「NASCAR(ナスカー)」の3大カテゴリーとなる、「カップ」、「Xfinity(エクスフィニティ)」、「CRAFTSMAN Truck(トラック)」シリーズの内のトラックシリーズに、服部茂章代表率いる「Hattori Racing Enterprises(HRE)」が長年参戦している。

2018年にそのトラックシリーズのタイトルを獲得したそのHREだが、今シーズンは2022年に引き続いて在籍2年目となるタイラー・アンクラム選手を起用し、トヨタ「タンドラ」で参戦している。

レースウィークの金曜日は悪天候のため、トラックシリーズとエクスフィニティシリーズの両方の予選がキャンセルされた。そのため、ナスカーのルールブックに則り、前戦のポイントによってグリッドが与えられることとなった。その計算方式は、ファステストラップタイム、ドライバーおよびチームのレース結果、そしてチームポイントの4つの要素から成り立つこととなっている。16号車は、13番手からのスタートに。

そして迎えた土曜日は好天ながら肌寒い天候の下、午後2時にレースはスタート。第3戦は135周(208マイル)となり、第1ステージ30周、第2ステージは60周でステージチェッカーが出され、最終ステージは45周となる3ステージ制を取るレース。

「#16 LiUNA! TOYOTA TUNDRA」に乗るタイラー・アンクラム選手はこの第1ステージでは車両のバランスも悪く、22番手まで大きく順位を落としてしまう。チームは16号車を第1ステージ終了の3周前にピットに戻し、右のタイヤ交換とマシン調整を行った。

第2ステージを7位でチェッカー

ステージブレイクはコース上に留まり、8番手から第2ステージをスタートさせる。マシンは復調し、この第2ステージをほぼトップ10内に留めることができ、第2ステージを7位でチェッカー、貴重なステージポイントも獲得した。そして迎えた最終ステージも16号車は順調に走行を重ねていく。

HREの16号車

一方、レース自体は荒れた展開となり、オーバータイムに突入。137周目にチェッカー前の最終周を意味するホワイトフラッグが掲示された。トップ集団の中で勝負のタイミングを見計らっていた16号車はファイナルラップで3番手に浮上するも、最終コーナーで後続のマシンからの接触により大クラッシュしてしまい、マシンは大きなダメージを受けてしまう。幸いなことにドライバーに怪我はなかったが、チェッカーを受けることができず、26位という結果で第3選を終えることとなった。

* * *

続くナスカー・トラックシリーズ第4戦「XPEL 225」は、今季初のロードコースでの開催となる。3月25日(土)東部時間午後1時半からテキサス州オースティンにある「Circuit of The Americas(サーキット・オブ・ジ・アメリカズ/通称COTA)」を42周(143.22マイル)で争われることとなる。

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