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【実走行950キロ】新車同然のマクラーレン「P1」が1億5000万円! 買えるものなら「いま」手に入れたいバリュー感!

【実走行950キロ】新車同然のマクラーレン「P1」が1億5000万円! 買えるものなら「いま」手に入れたいバリュー感!

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TEXT: 山崎元裕(YAMAZAKI Motohiro)  PHOTO: 2022 Courtesy of RM Sotheby's

2010年代、ハイパーカーウォーズ勃発

2010年代の初頭、ハイエンドのスーパーカーの世界では一気に電動化の動きが見え始めた。その先陣を切ったのはポルシェで、2010年にスタディ・モデルとして「918スパイダー」を発表した後、この時の公約どおりに2013年にはPHEVのシステムを導入した量産型の918スパイダーを918台の限定車として生産。608psの最高出力を発揮する4.5LのV型8気筒エンジンと2基のエレクトリックモーターの組み合わせで、システム出力887psを実現すると同時に最高速では345km/hを達成。同時にゼロエミッション走行も50kmを可能にするという環境性能も実現した。その動きに対抗するかのように、前後してアルティメット・シリーズの名のもとに、PHEVのシステムを搭載したスーパースポーツを生み出したのが、マクラーレンだった。

初のアルティメットシリーズとして登場

ポルシェと同様に長年モータースポーツの世界で戦ってきた経験をもとに、スポーツカーのパフォーマンス、デザイン、そしてテクノロジーの頂点を極めたマシンが「P1」だ。その名は、ポールポジションやポディウム(表彰台)など、マクラーレンにとって重要なさまざまな意味を持つ「P1」を意味している。さらに375台という限定で生産された。

マクラーレンP1にとって最も重要なコンセプトは、重量を極限まで抑えることにあった。その結果わずか90kgのカーボンモノコックシャシーと、カーボンファイバー製のボディパネルが採用され、そのデザインもまた風洞実験によるエアエロダイアミクス追求の極みともいえる独特な曲線美を持つものに仕上げられていた。

参考までにこのP1が最終的に得たCd値は0.34。ダウンフォースは最大値で600kgという数字を得ている。

リアミッドに搭載されるエンジンは3.8LのV型8気筒ツインターボ。最高出力737ps、最大トルク720Nmを発揮し、これに組み合わされる7速DCTとの間に179psと260Nmを発揮するエレクトリックモーターを配置。その結果916psの最高出力と900Nmの最大トルクをシステム全体で得る仕組みとなっている。

注目のゼロエミッション走行は、わずかに11kmを可能にするにすぎないが、これはマクラーレンがエレクトリックモーターの効果を純粋にパフォーマンス向上のために使用した結果ともいえる。したがって実際の運動性能も、0-100km/h加速2.8秒、0-200km/h加速6.8秒、0-300km/hでさえ16.5秒でこなす驚異的な速さを実現している。最高速は350km/hを達成。まさしくP1の名に相応しい運動性能である。

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