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ホンダ2代目「NSX」は3台目! 初代前期・後期「R」も所有するオーナーによる両車の乗り味の違いとは?

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TEXT: 近藤浩之(KONDO Hiroyuki)  PHOTO: 近藤浩之

2022年末で生産終了となったハイブリッド・スーパーカー、2代目NSX

30年間続いたNSXフィエスタが惜しまれつつ2022年で終了したのを受け、全国のNSXオーナーたちが中心となり、オーナーによるオーナーのためのNSXイベントを企画し実現したのが、2023年3月12日に鈴鹿で開催された「NSXオーナーズデイ」だ。2017年に国内発売された2代目NSXに乗ってきたオーナーに直撃してみると、初代も2台所有し、合計3台のNSXを持っている熱狂的ファンだった。

購入当時はSAなどで注目の的で質問攻めに

3.5LのV6ツインターボとモーターを組み合わせたハイブリッドシステムを採用し、2017年より日本国内で販売が開始され、2022年まで販売された2代目NSX。その最初期にあたる2017年モデルでNSXオーナーズデイに参加していたのが和田安弘さんだ。

聞けばこのほかに、2002年式「NSX-R」、1995年式「NSXタイプR」をお持ちとのこと。「初代は平安美人というかツルンとしてる感じですが、この2台目はアメ車だから、ムキムキしてカッコイイ感じですよね」という理由で購入を決めたのだとか。そして納車当時、高速道路のSAなどに停めていたときは、質問攻めにあったという。

「私の仲間は1990年に初代NSXが出たときに購入した人も多いんです。当時も質問などが凄かったっていうんですよ、バブルの真っただ中で。30年前に経験したこれを言ってたんだな、あの人たちはって実感しました」

何もかもスムーズで疲れないスポーツカー

レシプロエンジンの初代とハイブリッドの2代目、異なるパワートレインのNSXを所有する和田さんに、その違いを聞いてみた。

「ホンダが考えた駆動方式で合ってるんだと思いますよね、まったく違和感はないです。でもコンピュータと対話をすると、コンピュータがすぐに対応してくれないんですね、ワンクッション置いてから動き出すんです。でも、それをいかに合わせられるか、そんなところも楽しいんですよ。

それと、剛性感が凄いんです。初代と比べ物にならないくらい。あと感じられるのが、コーナリングの違いですね。もう少し言うと、遠心力も少ない感じがするんですよ。ハンドルを切ると外側に振られるあの感じがないんですね。モーターのアシストも感じることができるんですけど、スムーズですよ。今日も知人を乗せてきたんですけど、ギアチェンジなどのショックがないっていうんですね。そういう意味でも疲れないクルマですよ。大きいという以外は、なにも問題はないです」

2代目を生むことはできても、育てあげることはできなかった

購入から現在まで、大きなトラブルはないという和田さん。ただしECUのバグなのかエラーが出たこともあったが、ディーラーで対応してもらったらすぐに問題は可決したそうだ。

ところで、昨年販売が終了してしまった2代目NSX。現在のところニューモデルのアナウンスもされていないが、歴代のモデルを所有する和田さんは、そのことをどう思っているのだろうか。

「結果論ですけど、ホンダは2代目NSXを生むことはできても、育てあげることはできませんでしたよね。それがまぁ、残念といえば残念ですが。今後はどうしてもモーター車になると思いますので、EVの方で頑張ってほしいですよね」

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