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オシャレすぎるマイクロバス! 日産「シビリアン」が車中泊可能なモバイルオフィスになりました。世界3大デザイン賞を受賞した内部の作りとは?

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TEXT: 勝村大輔(KATSUMURA Daisuke)  PHOTO: 勝村大輔

マイクロバスの内装を木を多用してカスタム

2023年8月5~6日に千葉県の幕張メッセで開催された「アソモビ」は、クルマと旅や外遊びを融合させたイベント。車中泊仕様やキャンピングカーはもちろん、遊びがもっと楽しくなるカスタム車両が多数集まった。今回は木をふんだんに使用した美しい内装のリノベーションによって、「iF(アイエフ)デザイン賞2023」を受賞したサロンカーを紹介しよう。

建築事務所のデザインをキャンピングカーのプロが具現化

マイクロバスの内装を木を多用してリノベーションし、世界3大デザイン賞と言われるiFデザイン賞(iF Design Award)を受賞した美しいサロンカーがこの「Mobile Bus Office」。外観はノーマルのマイクロバスながら、車内は木を多用し驚くほど美しいインテリアを実現し、どんな場所でも快適に仕事ができるモバイルオフィスとなっているのだ。

この車両のベースとなっているのは日産の「シビリアン」というマイクロバスのショートボディで、さらに後部に観音開きドアが備わる珍しい仕様。全体をライトブルーにペイントされているが、外観はいたって普通のマイクロバスだ。

これをベースに神奈川県の建築事務所「ムーフラットデザイン」が車内のデザインを担当し、キャンピングカーのプロ「旅する車」が制作し具現化した1台だ。そのコンセプトは、車名にもなっている通りモバイルオフィスとして使えるバス。オフィスとしての機能を優先したデザインゆえに、一般的なキャンピングカーとは異なるディテールが多く、とにかく見所満載となっている。

内部はまるで高級建築! 曲線が美しい走る会議室

側面のドアから中に入ってみる。まず目に飛び込んでくるのが、美しいカーブを描いた木製の天井だ。細く切り出したタモ材をルーバー状に並べて仕上げたもので、壁面にも同じようにタモ材が使用され、車体に合わせた柔らかい曲線にタモ材の直線を組み合わせることで、美しい内装となっている。

ドアから入った正面、ちょうど運転席の後ろにシンクと冷蔵庫を備え、その隣は横向きに座ることができる書斎スペースとなっている。ちなみに頭上にはコンソールが設置され、収納力も高い。一方で後部に進むと、こちらは大人数でテーブルを囲んで座ることができるミーティングスペースとなっている。

ちょうど先ほどの書斎スペースとの間にある壁は美しいアールを描き、巨大なモニターも設置されている。内装の写真だけを見ても、ここがマイクロバスの中だとはにわかに信じられないだろう。ちなみにこの後部のテーブルスペースはベッドになるため、車中泊も可能だ。

イベントや車中泊に1日からレンタル可能

車体後部にある観音開きのドアを開けると、ミーティングスペースから外が眺められるようになっている。さらに外側にはまるで縁側のようなベンチを設置。仕事の合間にひと息いれるには最高の場所となっているのだ。

こうしてこのMobile Bus Officeは、iFデザイン賞2023を受賞。今回アソモビで凱旋展示となった。ちなみにこのバスは東京都八王子市にある「旅する車」でレンタルが可能で、普通免許を2017年以前に取得したいわゆる8t限定免許の保持者であれば運転できる。全長は6.27mとかなり長いが、トランスミッションもオートマチックなので、運転にもさほど困らないはずだ。

気になるレンタル料金は平日1日利用で2万5000円(消費税込)からとのこと。複数人でシェアしたり、屋外イベントの控え室として使用すれば決して高くはないだろう。

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