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BMWの直6「M3」を乗り継いで行き着いたレトロなBMW「600」のあるくらし。普段遣いしながら「関東圏走破が目標です」

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TEXT: 高桑秀典(TAKAKUWA Hidenori)  PHOTO: 高桑秀典(TAKAKUWA Hidenori)

  • 3輪マイクロカーのイセッタと同じように車体の正面がドアになっている。全エンブレムが旧ロゴである点もポイント
  • “さとう”さんにとってクルマは遊び相手で、現在、ノーマルに戻す作業を実践しているそうだ。ホイールは純正の鉄チン
  • 小型大衆車としては生産台数が少ないこともあり、現在カーマニアの間で高値で取引されている
  • エンジンは、BMWの2輪車に積まれていた空冷水平対向2気筒で、排気量は582cc。ブローしたので本国から部品を調達し、リビルトしたそうだ
  • 運転席のデザインもシンプルで、必要最小限の計器類しか装備していない
  • アクセルペダルのデザインは独特だ。総走行距離は不明で、メーター上の走行距離は4200km
  • リアサスペンションが独立懸架のトレーリングアーム/コイルなので、乗り心地は悪くない
  • イセッタよりもホイールベースが延長されており、車体後部右側に後席用のドアが存在
  • 1958年式のBMW 600を2019年に購入

BMW製イセッタの4輪バージョンでトダクラシックカー同窓会に参加

埼玉県戸田市の道満グリーンパークで2023年11月23日に開催された「トダクラシックカー同窓会」はこれで2回目。初めて出会ったオーナー同士でも気軽に交流できる雰囲気で、マニアックなモデルで参加する人も多いのが特徴です。今回は、戦後の欧州が生んだマイクロカー「イセッタ」の4輪版、BMW「600」のオーナーに話を聞いてみました。

BMWによるスタイリングに惚れて購入

「10年ぐらい前からBMW 600のことが欲しくて、ずっと探していたんですね。売り物情報を気にしていたら、2019年に国内のオークションに1958年式のBMW 600が出てきたので、それを知り合いのクルマ屋さんを通して落札してもらいました」

そのように話してくれた“さとう”さんの愛車であるBMW 600は、3輪マイクロカーの雄である「イセッタ」の4輪版といえるモデルで、1957年に登場した。BMWが1955年からイソ社のイセッタをライセンス生産していたので、自社製エンジンを積み、ボディをひとまわり大型化したBMW 600をリリースできたのだ。

バブルカーと呼ばれることもある超小型車は、ヨーロッパの戦後経済復興がいまだ進展していない中で人々の移動の足として一時的に人気を集めていたので、BMWもマーケットに参入していたわけである。

「前開きのドアで乗降するところがこだわりのポイントです。BMW 600も車体の正面がガバッと開くため、丸みを帯びたボディのプロポーションがイセッタとよく似ていますが、BMWが手がけたBMW 600のスタイリングが気に入ったので購入しました」

M3を乗り継いで現在は2台のBMW製EVとレトロな600という体制

現在、2019年式「i3」と2023年式「iX1」という2台のBMW製EVを所有しつつ、レトロなマイクロカーのBMW 600もガレージの肥やしにすることなく、普段使いで愛用しているそうだ。

「今回のようにイベントに参加するときにBMW 600に乗っていますが、足グルマでもあるので、結構走っています。高速道路上でエンジンブローしたこともありましたよ。今後、とりあえず関東圏を制覇というか走破したいですね」

“さとう”さんに過去の愛車を伺うと、E36型BMW「M3」からE46型M3に乗りかえ、その後、E46型「M3 CSL」にチェンジしたとのことだったので、現在は電動BMWを所有しているが、やはり根っからの走り好きなのであった。

「いま、各部の純正戻し作業をコツコツやっています。順調にノーマルになってきたら塗装をやり直したいですね。オレンジを基調としたツートーンカラーにしたいです」

現在のボディは左右ともリアを自分で塗装したとのこと。オールペンされて元気に走っているBMW 600に、関東のどこかで巡り会える日もそう遠くないことだろう。

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  • 高桑秀典(TAKAKUWA Hidenori)
  • 高桑秀典(TAKAKUWA Hidenori)
  • 本業はフリーランスのライター兼エディター。1998年に買ったアルファ ロメオGT1600ジュニア(通称:水色号)を現在も愛用しており、すでに総走行距離が30万8000kmオーバーとなっている(2022年4月中旬現在)。クラシックカーラリーに水色号で参戦取材することがライフワーク(?)となっており、群馬をホームタウンとして開催されている「スプレンドーレ」では、柴犬を“ワン・コドライバー”、秋田犬を総監督として挑んでいる。全国各地に水色号でお邪魔しているので、これからも走行距離が順調に伸びる予定。
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