女性ドライバーの活躍に注目が集まる
テレビアニメ『HIGHSPEED Étoile(ハイスピード エトワール)』とのコラボによるレーシングチームが発足し、都内でその体制発表会が開催されました。このチームを運営する「プラチナムファクトリー」は、モータースポーツの世界は女性の活躍機会がまだまだ少ない分野とし、女性レーシングドライバーの育成とサポートを目指すためにレーシングチーム「HIGHSPEED Etoile Racing」を発足しました。
チームの初戦は筑波で開催されるEVレース
『HIGHSPEED Étoile(ハイスピードエトワール)』は、近未来の日本を舞台に、最高時速500km/hオーバーの次世代レース「NEX Race(ネクスレース)」での熱き戦いを描く、ハイパーアクションレースアニメ。2024年4月5日(金)の25時53分より、TBS/MBS/BS-TBS“アニメイズム”枠ほか、全27局にて放送開始となっている。
「プラチナムファクトリー」は、モータースポーツの世界は女性の活躍機会がまだまだ少ない分野とし、女性レーシングドライバーの育成とサポートを目指すために、このテレビアニメ『HIGHSPEED Étoile』とコラボしたレーシングチーム「HIGHSPEED Etoile Racing」を発足。都内でその体制発表会を開催した。
チームの車両は、そのキャラクターである「輪堂 凛(CV.和泉風花)」と「浅河カナタ(CV.日笠陽子)」を車両デザインにも採用。2024年シーズンは、富士チャンピオンレースのFCR-VITAとKYOJO-CUP(ともにVITA-01を使用)、そしてJEVRA(全日本電気自動車レース協会)の全日本EV-GPにテスラ モデルS Plaidで参戦を予定している。
チームの監督には自身もレーシングドライバーとして、スーパーGT300、スーパー耐久ST-Zのタイトルを獲得した川合孝汰氏。ドライバーには21歳でカートデビューした前田琴未と、元・陸上競技の短距離選手で、トラックドライバーとして就職し、自身のトヨタ「86」でサーキットを走る清水 愛の2名の選手。
自動車ディーラー勤務と両立しながら週1でカートあるいは四輪でサーキット走行を続けている前田琴未選手は次のようにコメント。
「“クルマが好き”、“レースが好き”というだけで始めたカートやサーキット走行。ただ上手くなりたい一心でがむしゃらに進んできましたが、この機会を借りてどこまで自分を高めていけるかチャレンジしたいと思っています。実力も実績もない私を拾ってくださった監督やチームと、覚えの悪い私に根気よく付き合ってくださっている全ての先生に感謝して、全力で走りたいと思います。ぜったい上手く速くなります!」
いっぽう、クルマに対する熱意やドライブテクニックを磨きたいという想いは誰にも負けない清水 愛選手は、
「愛車の86でサーキットを楽しみながら、いつかレースの世界に飛び込みたいとずっと思っていた願いが叶いました。初めてのことばかりでまだまだ未熟なところが多いですが、人一倍の向上心と負けず嫌いな性格で上を目指していきます。アニメオタクな部分があるのでこのチームは自分にぴったりだと勝手に思ってます! 琴未さんと切磋琢磨しながらチーム一丸となってレースを盛り上げていきたいです。応援よろしくお願いします!」
と意気込みを表明していた。
チームの初戦は、2024年4月27日(土)に筑波サーキットで開催となるJEVRAシリーズ第2戦「筑波 55kmレース」にモデルSでEV-1クラスに参戦する。続く5月10日(金)~12日(日)には富士スピードウェイで富士チャンピオンカップ(FCR)第2戦として開催されるFCR-VITA第1戦、そしてKYOJO-CUP第1戦への参戦となる。女性ドライバーの活躍に注目が集まっているが、この新しいチームにも期待をしたい。