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19歳女子レーサーが初愛車トヨタ「86」のブレーキパッド選び「エンドレス」にブレーキの基本のキから聞いてみました【令和女子旧車に乗る_番外編】

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TEXT: 西川昇吾(NISHIKAWA Shogo)  PHOTO: 宮越孝政(MIYAKOSHI Takamasa)/AMW

  • KYOJO CUPではレーシングマシン「VITA」にエンドレス製のブレーキパッドを使用しているという
  • 2023年3月の高校卒業と同時に手に入れた2014年式トヨタ86
  • プライベートでもサーキット走行をしてトレーニングに励んでいる
  • そろそろ86のブレーキパッド交換時期で、どんなパッドにすればいいのか悩んでいた
  • エンドレスのブレーキパッド製造ラインを見学させてもらった
  • 佐々木さんの86の場合、富士の1コーナーに照準を合わせてMX72PLUSが最有力候補となった
  • ブレーキパッドの摩材を仮圧縮した状態
  • この機械で摩材を仮圧縮する
  • こちらはバックプレート
  • 製品によってはバックプレートにバーリングプロセスを取りつける
  • 200t~500tで熱プレスし、塗装と防腐処理をしたら完成
  • 工場の一角には大量の金型が並んでいた
  • エンドレスのショールームには多くの種類のパッドが展示
  • ブレーキパッドを製造している現場を見学させてもらった
  • エンドレスの裏名物(?)、ブレーキローター型とブレーキパッド型のクッキー。味の方もガチ志向

高校卒業と同時に手に入れた86で通勤からサーキットまで走り込み中

AMWで「令和女子旧車に乗る」と称し、さまざまな旧車試乗をしている19歳の佐々木藍咲(らみ)選手。2023年シーズンに「KYOJO CUP」でレースデビューした彼女は、愛車であるトヨタ「86」(ZN6型)でプライベートでもサーキット走行をしてトレーニングに励んでいます。そろそろマイカーのブレーキパッド交換時期なのですが、どんなパッドにすればいいのか悩んでいるそう。そこでブレーキやサスペンションといったパーツを自社で開発・製造、また自社チームでモータースポーツ活動も行っているエンドレス(ENDLESS)にパッドの選び方などを聞いてみました。

レースで感じたパッドによるコントロール性の違い

KYOJO CUPではレーシングマシン「VITA」にエンドレス製のブレーキパッドを使用しているという佐々木さん。メカニックからシーズン中に「パッドを変えたよ」と伝えられたそうだが、まずは佐々木さんがレースで感じたパッドの違いが確かなものなのか? それは市販のパッドには表れるものなのか? そんな疑問を、エンドレス広報の末吉さんにぶつけてみた。

佐々木:シーズン途中からVITAのブレーキパッドを変更して、コントロール性が良くなって乗りやすくなったんです。でもそのパッドだとセッションの後半は疲れからか踏力が落ちて、制動力が足りないと感じるシーンもあったのですが、やっぱりこれはパッドの違いが大きいのでしょうか?

エンドレス末吉さん(以下「エンドレス」):おっしゃる通りです。VITAには初期制動を重視したタイプとコントロール性を重視したタイプの2つのパッドを用意しています。初期制動タイプからコントロール性タイプに変更したと思いますが、初期制動タイプはブレーキ踏力が上がってくるとロックしやすいと感じるはずです。そこからコントロール性タイプに変更するとロックはしにくくなりブレーキのコントロール幅が広がりますが、しっかりと踏力を与えないと止まりません。セッション後半で制動力が足りないと感じたのは、お考えの通り、疲れからセッション前半と同じ踏力を与えられてないからだと思います

佐々木:カタログを見ると市販車用パッドもたくさんの種類があるのですが、私がVITAで感じたような違いがこれらのパッドにも表れているんですか?

エンドレス:そうです。例えばストリート用はSuper Streetという銘柄にY、S、Mと3つのタイプが用意されていますが、初期制動のY、コントロール性のM、その中間のSとなっています。自分が求める性能に合わせてパッドを選ぶのが良いと思います。それぞれのパッドがどのような特性を持っているかはカタログやホームページに詳しく記載されていますよ

街乗りからサーキットまで走るパッドに求められる性能は?

続いてマイカーのパッド選びについて聞いてみた。普段はフォーミュラドリフトジャパンを運営する会社である「MSC株式会社」に勤めている佐々木さんは、2023年3月の高校卒業と同時に手に入れた2014年式トヨタ86を通勤など日常の足としても使いつつ、筑波サーキットや富士スピードウェイなどを走行している。

エンドレス:サーキット走行もするのでしたら、サーキット向けといった表記があるものを選ぶべきです。エンドレスのラインアップで言えばサーキット走行を視野に入れているMX72シリーズやCC-Rgなどが該当します

佐々木:見たところMX72で2つと、CC-Rgというパッドがあるのですが、それぞれどう違うのでしょうか?

エンドレス:現在VITAで使われているコントロール性重視のパッドに近い感覚のものはCC-Rgです。コントロール性重視で踏力を必要としていて、温度による制動力の変化を少なくしています。MX72は初期制動をある程度確保したタイプで、温度が上がってくると制動力も高まります。MX72PLUSはMX72のフィーリングはそのままに、さらに対応温度を引き上げたタイプです。ただ、MX72シリーズもコントロール性と安定性にはこだわっていますので、これで不満が出たらCC-Rgにするといった形でもいいかと思います

佐々木:通勤などの街乗りでも使用するのですが、これらのパッドは街乗りでも使えるのでしょうか?

エンドレス:問題ありません。雪が降る寒い日にも普段使いでのテストをしています。ただ非常に寒い日は、走り始め時のブレーキはヌルっとしたフィーリングに感じるかもしれません

佐々木:お話を聞いていて、まずはMX72シリーズからかなと思ったのですが、MX72とMX72PLUS、どちらを選ぶべきでしょう?

エンドレス:ブレーキパッド選びというのは、どこのコーナーに一番合わせるかで決まってきます。富士スピードウェイも走るとなると、一番ブレーキにハードなのは富士の1コーナーになるかと思います。そこに合わせるとなると、より高温域に対応したMX72PLUSの方が良いと思いますね。それで不満が出たり、よりコントロール性を高めたいと思ったりしたらCC-Rgに変更する形でいいと思います

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