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無数の十字架が「ルート66」唯一のワインディングに…険しくも不思議と落ち着くオススメの場所です【ルート66旅_48】

無数の十字架が「ルート66」唯一のワインディングに…険しくも不思議と落ち着くオススメの場所です【ルート66旅_48】

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TEXT: 佐藤 圭(SATO Kei)  PHOTO: 佐藤 圭(SATO Kei)

無名ながら素晴らしい景色を味わえるシットグリーブパス・ビューポイント

点在するビューポイントはどれもこれも一見に値するが、すべて立ち寄っていると結構な時間が経過してしまう。絶対に外したくないのは最標高地点(約1082m)に近い「シットグリーブパス・ビューポイント」だ。他に比べて駐車スペースは余裕があるため長居できるし、国立公園でも国定公園でもない無名の場所でありながら、個人的にはアメリカで5本の指に入るほど好きな景色だ。

正直いって壮大さや珍しさだけでいえば、ここを上まわる眺めはいくらでもあるはず。理由は分からないが不思議と心が落ち着く場所で、同じように感じている人は意外に多いらしい。その証拠が無数に建てられた小さな十字架や石碑だ。峠道での死亡事故が多いと勘違いしている人もいるようだが、添えられたメッセージを読めばすぐに誤解だと分かる。遺灰を自分が愛した場所から風に流して欲しい、ここから家族や友人を永遠に見守りたいなど、優しさと愛情が込められた内容ばかりなのだ。

手ごろな石に腰かけ心を空っぽにしてオートマンや遠くの山々を眺めるのも、私にとってルート66の旅における大切なルーティーンのひとつだったりする。シットグリーブパスを過ぎればオートマンまでは10分と少々。次回はゴールドラッシュに沸いた当時と雰囲気こそ異なれど、大勢の観光客と山から来訪する珍客で早朝から賑わっている、オートマンで身体を休めつつ街をブラブラ散策してみたい。

■「ルート66旅」連載記事一覧はこちら

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  • 佐藤 圭(SATO Kei)
  • 佐藤 圭(SATO Kei)
  • 1974年生まれ。学生時代は自動車部でクルマ遊びにハマりすぎて留年し、卒業後はチューニング誌の編集部に潜り込む。2005年からフリーランスとなり原稿執筆と写真撮影を柱にしつつ、レース参戦の経験を活かしサーキットのイベント運営も手がける。ライフワークはアメリカの国立公園とルート66の旅、エアショー巡りで1年のうち1~2ヶ月は現地に滞在。国内では森の奥にタイニーハウスを建て、オフグリッドな暮らしを満喫している。
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