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ゴブジ号ついにお披露目! 歓びの裏側で「ウソだろ?」なできごとが進行中【週刊チンクエチェントVol.38】

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TEXT: 嶋田智之(SHIMADA Tomoyuki)  PHOTO: 嶋田智之(SHIMADA Tomoyuki)

オイルレベルゲージを見るとオイル量が増えている!?

という歓びの裏側で、もうひとつの声──不安の声が聞こえてくる。遠路はるばるやっとこさっとこ神戸まで走り抜き、おふくろ宅に付く直前にオイルのチェックをしたときの、あの“ウソだろ?”の声である。

なぜ“ウソだろ?”なんて言葉が出てきたのかといえば、エンジンルームにあんなにもオイルが付着してたというのに、レベルゲージで計ったオイルの量はまったく減ってなかったのだ。むしろじんわり増えてるんじゃねーの? なんて思えたほど。しかも神戸市立森林植物園は六甲の山の上の方に位置していて、18psで麓から登ってくるにはエンジンの回転をだいぶ上の方に保つ必要がある。つまり負荷の掛かり具合は平地の比じゃないから、オイルの噴出量だって増えてるはず。にも関わらず、イベントが終わった後に再度オイル量をチェックしてみたら、やっぱり微妙に増えてる印象なのだ。

オイルって、フツーは増えないよなぁ……増えるワカメじゃないんだから。

チンクエチェント博物館の深津館長と相談した結果、いずれエンジンはオーバーホールすることになるっていう前提だから、とりあえず帰路も自走で東京を目指す、ということになっていた。なにしろ何度もいうけど走りは絶好調。不具合があるようには感じられない。原因がわからないかぎり、不調に転じたらそのときに対処を考えるしかないだろう、と。いざとなれば途中にスティルベーシックもあるわけだし。

ただし結論から述べちゃうと、この帰り道、僕はスティルベーシックまでも到達できなかった。関西トリコローレが終わった翌々日、10月4日。午前中の早くに神戸のおふくろ宅を出発した僕は、途中途中でオイルの噴き出し具合よりもオイル量そのものに注意しながら走ることになった。当然ながらサービスエリア/パーキングエリアひとつおきぐらいにエンジンフードを開けてオイルレベルゲージを引っ張って、だ。

んー、間違いなくオイル、増えてる……。

その実感がどんどん強くなる。第2神明道路、名神高速、そして草津ジャンクション経由で新名神高速へ。そして甲南パーキングエリアで気分がだいぶ脂汗になって、土山サービスエリアで決断した。……んー、深津さんに電話だ!

なぜならフツーは絶対に増えるはずのないオイルが確実に増えてるし、しかもちょっと大袈裟ないい方をすれば加速度的に増えてるように感じられたからだ。さらにオイルそのものの触感も急激にシャバシャバしてきてるように思える。……ワケわからん。わからんのだけど、間違いなく異変であることだけはわかる。なるべくなら、もう“停まっちゃいました”は回避したいでしょ。

走ってるときのフィーリングとしてはまったく絶好調そのものだから、とりあえず名古屋のチンクエチェント博物館まで走っていって、ゴブジ号は後日、そこから積車でスティルベーシックに運んで診てもらう、ということになった。

振動がなくなって気持ちよく走れるようになったのはいいのだけどね。次なる目標は、こういうときに“出掛けたら帰ってこられるクルマになろう”っていうところか……。

■協力:チンクエチェント博物館
https://museo500.com

■協力:スティルベーシック
https://style-basic.jp

■「週刊チンクエチェント」連載記事一覧はこちら

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  • 嶋田智之(SHIMADA Tomoyuki)
  • 嶋田智之(SHIMADA Tomoyuki)
  • 『Tipo』の編集長を長く務め、スーパーカー雑誌の『ROSSO』やフェラーリ専門誌『Scuderia』の総編集長を歴任した後に独立。クルマとヒトを柱に据え、2011年からフリーランスのライター、エディターとして活動を開始。自動車専門誌、一般誌、Webなどに寄稿するとともに、イベントやラジオ番組などではトークのゲストとして、クルマの楽しさを、ときにマニアックに、ときに解りやすく語る。走らせたことのある車種の多さでは自動車メディア業界でも屈指の存在であり、また欧州を中心とした海外取材の経験も豊富。日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員
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