デザイナーが思いきりやった、スズキ謹製カスタマイズカー2台
2025年1月10日~12日に開催された東京オートサロン2025。スズキブースのステージ上には、「ワゴンRスマイル」と2024年に登場したばかりの「フロンクス」のカスタマイズカーが展示されていました。見た目も雰囲気もまったく異なる印象の異なる2台は、それぞれどんなコンセプトで作られたのでしょうか。
都会の夜釣りをテーマにしたフロンクス
まず「フロンクス」のカスタマイズカーについてだ。こちらは「シーバスナイトゲーム」と名付けられている。その使用イメージは「都会で働く若者が、仕事終わりや週末にアウトドアで遊ぶ」といった感じだ。とくに仕事終わりに夜釣りにいくというイメージを、最も具体的にイメージしたようだ。
アウトドアテイストとアーバンなイメージを両立させるカスタマイズを基本としていて、ルーフボックスやオフロードタイヤといったギア的な印象のアイテムを装着しながらも、デジタル迷彩を思わせるような蛍光イエローとマットブラックを組み合わせたカラーリングや、前後で異なるカラーのホイールなどでアーバンな雰囲気を体現している。
「かわいい」をブーストさせたワゴンRスマイル
ワゴンRスマイルは「ヨーロピアンアンティーク」と名付けられたカスタマイズカー。誰が見ても「かわいい」と思うクルマを目指したとのことで、細部まで、かわいいにこだわっている。ヨーロピアンアンティークの名が表すように、レースやリボン、花柄などが各所にデザインされている。スズキいわく「かわいいをブーストさせた」とのことだ。
エクステリア、インテリアともに、とにかくかわいいを重視した仕様はワゴンRスマイルにマッチしたカスタマイズと言える。タイヤのサイドウォールまでピンクにしてしまうあたりは細かなこだわりを感じるポイントだ。
どちらもデザイナーの思うことを思いきりやったカスタマイズとのこと。そのまますべてを真似するのは難しいかもしれないが、ちょっとしたカスタマイズでも参考になりそうな部分が多い2台であった。
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東京オートサロンで見逃したという人に朗報。2025年2月7日〜9日に開催される大阪オートメッセにスズキの出展が決定。西日本のカスタムファン必見の最新作をその目で見ることができるチャンスだ。いまなら前売りのチケットが好評発売中。












































































