グラントゥーリズモ トロフェオ/フォルゴレが快挙
2025年1月29日、マセラティは「グラントゥーリズモ トロフェオ/フォルゴレ」が米国の自動車専門誌『カー・アンド・ドライバー』の2025年エディターズチョイスアワードの「ラグジュアリースポーツカー」部門と「エレクトリック・ラグジュアリースポーツカー」部門をそれぞれ受賞したことを発表しました。名誉ある賞を受賞したマセラティの各モデルについて見ていきます。
『カー・アンド・ドライバー』のエディターズチョイスアワードとは
米国の自動車専門誌『カー・アンド・ドライバー』は、毎年「エディターズチョイスアワード」を実施し、現在市販されている45の市場セグメントに属する約500のモデルを評価している。厳密な計測テスト、オンロード走行、オントラック走行、車両の使命達成度、価値、運転の楽しさを考慮したうえで、専門編集チームがこの賞の対象となる市場のクルマを選出。消費者が購入可能な最高の新車を選べるよう支援している。
2025年モデルのマセラティ「グラントゥーリズモ」は、スポーツカーの走行性能と長距離ドライブに適した贅沢な快適性を兼ね備えている。モデナのマセラティ・イノベーション・ラボで設計・開発されたこのモデルは、100%メイド・イン・イタリーで、イタリアのラグジュアリーとパフォーマンスを体現している。
イタリアンセンスを凝縮したICEとBEVを選べる
その先進的なアーキテクチャーは、内燃機関(ICE)と完全電気自動車(BEV)の両方のドライブトレインで、車両のコアデザインをほとんど変更することなく製作された。これにより、F1に由来するプレチャンバー燃焼技術を採用したパワフルな3L ツインターボV6 ネットゥーノエンジンを搭載する「グラントゥーリズモ トロフェオ」が、顧客に贅沢な選択肢を提供する。
BEVの「グラントゥーリズモ フォルゴレ」は、300kWの永久磁石モーター3基を搭載し、システム全体で最高出力760psを引き出す。800Vのアーキテクチャーは、フォーミュラEに由来する革新的なソリューションによって開発されたもの。特徴的なTボーンバッテリーの配置によって、ICEモデルと同じ印象的なデザインとドライビングポジションを保ちながら、低重心を実現している。
初代「A6 1500」から75年以上の歴史を持つグラントゥーリズモ トロフェオ/フォルゴレは、マセラティの紛れもないイタリアンセンスを凝縮したモデルである。マセラティブランドの過去の最良の部分を思い起こさせながら、革新的な未来に向けて光を放っている。

AMWノミカタ
『カー・アンド・ドライバー』のウェブサイトには、このクルマの寸評が掲載されている。グラントゥーリズモは「魅惑的なスタイリング、豪華に整えられたインテリア、快適さと運動能力の絶妙な融合」が評価され、そのフォルゴレモデルには、「マセラティの特徴である機械的なサウンドを懐かしむ人もいるかもしれないが、この加速力だけでもスピードマニアの心をつかむことは間違いない」と評されている。
本文中にもあるようにこの2モデルの特徴は、コアデザインを変更することなくICEとBEVを選べる点であろう。BEVであることをこれみよがしに主張するパーツはほとんどない。そんなアンダーステイトメントな美しさと考えを好む顧客にも評価されるモデルであろう。











































