大阪オートメッセ2025のダイハツブースは防災車両に注目
西日本最大級のカスタマイズカーイベント「大阪オートメッセ2025(OAM)」が2025年2月7日(金)~9日(日)の3日間、インテックス大阪を会場に開催中。出展社数が351社、展示されるカスタム車両は合計630台にものぼるOAM会場から、サバイバル仕様のダイハツ「アトレー」を紹介します。
「さばいどる」プロデュースのアトレー
2025年2月7日から9日までインテックス大阪を会場に開催されている大阪オートメッセ2025(OAM)。地元企業でもあるダイハツのブースでは、「モータースポーツのすそ野を広げ、走る楽しさをみんなのものに」と、「地域に寄り添い、日々の暮らしを守る」をテーマに車両を展示している。
その中でも注目を集めていたのが、防災士としても活躍する「さばいどる」の“かほなん”さんがプロデュースした「アトレー WILDRANGER2」だ。
この車両はダイハツの軽ワンボックスバンである「アトレー」をベースに、防災支援装備を搭載したもので、車両後方の荷台部分にオリジナルの防災セット収納BOXやポータブル電源を設置し、災害発生時にはリアシート部分に支援物資を積み込んで、いち早く現地に駆け付けることができるようになっている。
この防災セット収納BOXは防災士である“かほなん”さんの知見が生かされており、被災時に道路などが通行しにくい状態になってしまっているときに道を切り開くためのシャベルやチェーンソーなどを搭載できるように専用で製作されたものが搭載された。
またルーフ部分にはハードカーゴ製のキャリアが装着されているが、これはキャリアに重いものを搭載したときでもキャリアがずれたりしないように固定部を改良した新作となっており、間もなく市販が開始される予定のものとのこと。
実際に防災イベントで活躍している車両
インテリアにはサンショウ製のオリジナルシートカバーが装着されており、座り心地を考慮して座面部分にクッションをプラスするなど実用性も高められているのも注目ポイント。
というのもこの車両は実際に、“かほなん”さんが防災イベントに参加する際に使用されており、現実に即したカスタマイズがされているのだ。
足元にはハードカーゴで取り扱うXTREME-J XJ07ホイールとヨコハマ ジオランダーX-ATが組み合わされているが、これも見た目のドレスアップ効果だけでなく、インチアップによるリフトアップ効果やATタイヤによる走破性の高さ、そして操縦安定性の向上にも寄与している。
さらにジオランダーX-ATはLT(ライトトラック)規格のタイヤということで、商用バンのアトレーにも問題なく装着することができるというのも、メーカー謹製カスタムカーらしいところと言える。
なお、“かほなん”さんはこの車両以外に「ハイゼットカーゴ」やトラックも所有し、自治体と災害時の協定を結ぶことで有事の際にはすぐ駆け付けることができる体制を整えているとのことで、災害支援車として活躍することがないことを祈りつつも、各イベントで防災の大切さを伝え続けている。
2月8日と9日の大阪オートメッセ2025会期中も、“かほなん”さんはこのアトレー WILDRANGER2とともにダイハツブースに滞在予定なので、詳しい話を聞きにインテックス大阪を訪れてみてはいかがだろうか。