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旧い「チンクエチェント」って運転しづらい? 美女が実際に乗って試してみました…「馴染めば当たり前」のように走らせられます【週刊チンクエチェントVol.52】

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TEXT: 嶋田智之(SHIMADA Tomoyuki)  PHOTO: 嶋田智之(SHIMADA Tomoyuki)/STELLANTIS JAPAN

チンクエチェントの運転は慣れればむずかしくない

ダブルクラッチって身体が覚えちゃえば何ひとつ意識しなくても当たり前にできちゃうものだけど、そうなるまではちょっと大変。頭で操作の順番を考えちゃったりすると逆にこんがらがっちゃうこともあるし、操作がスムーズにできなくなっちゃって走りがギクシャクしちゃったりもする。現代のクルマではまずする必要のない操作だし、普通に暮らしてる範囲内ではそんな運転技術みたいなモノがあることすら知らないのが当然。今では大抵のクルマを難なく転がせるYUちゃんだけど、ゴブジ号で走りはじめた最初のうちはやっぱりギクシャクしたりギアを鳴らしたりもしてた。ただ、YUちゃんの場合は勘がいいのか熱心だからか、1時間もしないうちに操作に慣れてかなりスムーズに走れるようになったし、仕舞いにはダブルクラッチ込みのヒール&トゥを使ったダウンシフトまでときどきスパッと決めるようなところまで上達した。それってかなり難易度が高いのだけどね。

ともあれ、チンクエチェント博物館とYUちゃんのコラボ動画は7本あって、その中から運転編の第1回目を貼り付けておくので御覧あれ。

ほかの動画もぜひぜひ見てみて欲しいので、お節介だけどURLを貼っておくね。

フィアット500を知ろう編

運転編その2

運転編その3

電動チンクエチェント運転編

買うには? 編

イメージ動画編

今回はYUちゃんという人物を紹介したかったのもあるのだけど、実は目的はもうひとつあった。チンクエチェントの運転ってむずかしいの? という多くの人の疑問に軽く応えておきたかったのだ。その回答は“慣れればむずかしくない”“馴染めば当たり前のように走らせられる”以外の何でもない。わりとすぐに馴染んじゃったYUちゃんはちょっと特異な例ではあるのだけど、チンクエチェントに乗りたいという気持ちだけでAT限定免許からMT運転免許へと限定解除した、MTにすら慣れてない女性の育成動画(?)も近いうちにも紹介したいと思ってる。なぜなら、フィアット500が大好きだけど、興味はあるけど、乗ってみたいけど……という段階でなぜか尻込みしちゃってる人たちの背中を押して、愛したクルマとともに暮らす幸せをいずれ手に入れて欲しいな、と考えてるからだ。

最後に「愛車のある暮らし」代表のYUちゃんからメッセージをもらってるので、その言葉を今回の結びにしておくことにしよう。

「現代のクルマの運転においてダブルクラッチは馴染みのない操作で、初めて乗る前にはやはり一抹の不安はありました。でも、特訓(笑)してもらったからということもありますけど、慣れたら問題ないということもわかりました。実際に所有するとなると、いろいろ大変なことも出てくるでしょう。いろいろクセもあって、誰もがいきなり乗りこなせるわけじゃないとも思います。でも、そこが魅力のひとつでもあると感じてます。かわいらしいルックスとはいえ、綺麗に走らせるのは難しい。自分の方からクルマに寄り添っていく姿勢が、このクルマには必要だって感じました。その過程も楽しいものだし、スムーズに走ってくれたときの嬉しさは大きいと思うんですよ。少なくとも私はそうでした。ご縁があって私のファミリーカーはアミになった(笑)けど、チンクエチェントはずっと好きなクルマ。今でも欲しいな、と思ってます」

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■協力:チンクエチェント博物館
https://museo500.com

■「週刊チンクエチェント」連載記事一覧はこちら

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  • 嶋田智之(SHIMADA Tomoyuki)
  • 嶋田智之(SHIMADA Tomoyuki)
  • 『Tipo』の編集長を長く務め、スーパーカー雑誌の『ROSSO』やフェラーリ専門誌『Scuderia』の総編集長を歴任した後に独立。クルマとヒトを柱に据え、2011年からフリーランスのライター、エディターとして活動を開始。自動車専門誌、一般誌、Webなどに寄稿するとともに、イベントやラジオ番組などではトークのゲストとして、クルマの楽しさを、ときにマニアックに、ときに解りやすく語る。走らせたことのある車種の多さでは自動車メディア業界でも屈指の存在であり、また欧州を中心とした海外取材の経験も豊富。日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員
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