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B◯SSのイラスト元ネタは文豪ウィリアム・フォークナーだった!? 個人経営の書店が居心地よすぎて「住んでみたい町」リストに【ミシシッピ川ブルース旅_14】

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TEXT: 牧野森太郎(MAKINO Shintaro)  PHOTO: 牧野森太郎(MAKINO Shintaro)

  • ミシシッピ州北部を旅し、テネシー州メンフィスへと向かう
  • テュペロでの宿はモーテル6。愛車のキア スポーテージ、だんだんカッコよく見えてきた
  • ディナーは、ダウンタウンのおしゃれな店でタコスを注文
  • スクエア・ブックスのエントランス
  • 2階のカフェとラウンジ。居心地がいい!
  • 店のレイアウトにセンスを感じる
  • ローワン・オークの駐車場へと向かう
  • フォークナーはこの森を散歩しながら作品の構想を練ったのだろう
  • 白い館が見えてきた
  • 200年近く前の木造建築。風格がある
  • 南部の人間模様を描いたフォークナー
  • マスター・ベッドルーム。さりげなくライフルが置いてある
  • 客間には、さりげなくフライロッドが
  • ここが書斎。こんな部屋で仕事をしてみたい
  • 他人の空似で済まされるのだろうか
  • 今回の旅行の本は、勝手に師匠と崇める東 理夫さんから餞別にいただいた『アメリカのありふれた町で』。ローワン・オークのブックマークをお土産にする予定
  • キア スポーテージの給油に立ち寄ったガソリンスタンドにて。もうすぐテネシー州だ

文化と学術の町、ミシシッピ州オクスフォードへ

2024年の8月末から、アメリカをミシシッピ川沿いに南北縦断して音楽の歴史をたどる旅に出ることにした筆者。ニューオリンズでダッジ「デュランゴ」こと“ルシール号”をレンタルして、ブルースの故郷である「ミシシッピ・デルタ」を仲間と4人で巡りました。旅の後半はひとり旅。ルイジアナ州ニューオリンズのハーツレンタカーで借りたキア「スポーテージ」を“キムさん”と名づけて、ミシシッピ川流域を北上していきます。

ひとり旅ではモーテルの気楽さも魅力的

ミシシッピ州テュペロでは「モーテル6」(モーテルの大規模チェーン)に宿泊した。前日までは3~4人の旅だったこともあり、ベッドルームが2つ以上あるAirbnbを利用していたが、ひとりになったのでモーテルも選択肢に入った。

2022年に西海岸を旅行したときは、モーテルの1泊料金が150ドル以上、しかも空きが少ないという厳しい状況だったが、南部ではそこまでひどくない。久しぶりに泊まってみると、モーテルの気楽さもいいものだ。夕食はダウンタウンでメキシカンをいただいて、早めに就寝した。

『ロンリープラネット』がイチオシの居心地よい書店

翌日の目的地はメンフィスだが、その前に寄りたい町がある。ミシシッピ州オクスフォードだ。南部にも立派な大学を作りたいという願いと使命から命名された町で、広大なミシシッピ大学を擁している。ダウンタウンは美しく、クラシックでありながら若々しいエネルギーを感じた。

このダウンタウンに、「全米でも有数の素晴らしい個人経営の書店」と『ロンリープラネット』に紹介された「スクエア・ブックス」がある。学生街の本屋さんとくれば興味津々。さっそく訪ねてみた。

ジャンルごとにきれいに陳列された本はどれも手に取りたくなるようで、本当に居心地がいい。2階にはカフェとバルコニーがあり、大学生とおぼしき若者がくつろいでいた。ぶらぶらと本を見て歩き、2冊ほど買い物をした。

レジでおすすめのレストランを聞いて足を向けると、11時の開店を待つ人が数人並んでいる。いいタイミングで列に並ぶことができた。野菜不足を感じていたのでシーザーサラダを頼むと、きちんと調理したチキンやさまざまな野菜が載っていてボリュームもたっぷり。おいしいコーヒーをおかわりして大満足のランチとなった。

さらに個性的な店を冷やかしながら散歩を続けると、この町が好きになってしまった。ガイドブックによると、ジュークジョイント(南部スタイルのライブハウス)もあるらしい。アメリカ旅行は大好きでも、この国に住みたいとはあまり思わない。しかし、この町は例外だ。数少ない「住んでみたい町」のリストに「ミシシッピ州オクスフォード」を加えることにした。

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