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3年半前に手に入れたMG「ミジェット」は故障知らずの頼れる相棒! オープンカーならではの魅力が詰まった愛車で次なる目標は「北海道ツーリング」

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TEXT: 高桑秀典(TAKAKUWA Hidenori)  PHOTO: 高桑秀典(TAKAKUWA Hidenori)

  • MG ミジェットのオーナーの稲垣聖一さん(右)。TOKYO MORNING TOURINGに参加するのは2回目だという
  • MG ミジェット:トランスミッションはマニュアルの4速。サスペンションはスパックスだ
  • MG ミジェット:購入時の総走行距離は5万6000kmで、取材時は7万6000kmだった
  • MG ミジェット:ゼッケンサークルがある赤いボディにブラウンの幌を組み合わせており、センスのよさが感じられる
  • MG ミジェット:サーキット走行用のカニ目も所有している稲垣さんにとってクルマは元気の源になっている
  • MG ミジェット:タイヤはヨコハマタイヤのアドバンネオバで、サイズは165-13インチ
  • MG ミジェット:スピットファイア用と同じ1500ccエンジンが積まれている。マフラーはノーマル
  • MG ミジェット:ステアリングはモトリタのウッド。メーターとシートはノーマルだ
  • MG ミジェット:1979年式。3年半前に購入したという

オープン2シーターの楽しさを満喫できるミジェット

英国旧車の入門車でもあるMG「ミジェット」。1979年式のこのオープン2シーターでツーリングイベント「2nd TOKYO MORNING TOURING」に参加したのは、稲垣聖一さんです。軽快な走りとコンパクトなボディが魅力のミジェットは、オープンカーならではの魅力が詰まった1台。稲垣さんに愛車との思い出を語ってもらいました。

軽快な走りやドライブのしやすさが魅力

「本当はクラブマンフェイスのミニで来ようと思ったのですが、訳あってMG ミジェットにしました」

2024年11月9日~10日に開催されたツーリングイベント「2nd TOKYO MORNING TOURING」の集合場所に到着し、クルマから降りた瞬間に、1979年式のミジェットで来た理由をクルマ仲間に説明した稲垣聖一さん(68歳)。稲垣さんは、クラブマンフェイスのミニで東京ベイサイド・クラシック・カップ・シリーズ(TBCC)というレース形式の走行会に古くからエントリーしており、筆者は走行する姿を見かけていたので、この日もてっきり1993年式の黒いミニで参加すると思っていた。

ツーリングなどの競技ではないイベントのときは、英国製オープン2シーターのMG「ミジェット」を出動させることがあるそうで、この日はミジェットの出番だったというわけだ。

「この赤いミジェットは3年半前に買いました。1979年式なので、BMC Aシリーズエンジンではなく、トライアンフ スピットファイア用と同じエンジンが搭載されているので1500ccということになります」

燃料供給装置はウェーバー製キャブに変更済みで、標高に関係なくセッティングされている。そのためマイルドで普通に走れる点や、スパックスコンバージョンキットを組み込み足まわりをしっかり走れるようにしている点、さらにオープン2シーターボディのコンパクトさによるドライブのしやすさなどがお気に入りのポイントなのだという。

故障知らずの頼れる相棒

「これまでに燃料ラインを修理したことはありますが、大きなトラブルはなく故障知らずなんですよ。2022年にはラリージャパンを観戦するため、岐阜県恵那まで足を運びました。雨や雪が降る生憎の天候でしたが、過酷な状況の中でも問題なく走り切り無事に帰宅できました。夏は渋滞中に足元が熱くなり火傷しそうになることもありますが、それでもオープンでの走行はやっぱり楽しいですね」

過去の愛車を伺うと、40年前にトヨタ「ランドクルーザー」を所有し、その後、メルセデス・ベンツのクーペ、シトロエン、プジョー、ローバーミニなどを愛用してきたそうだ。現在、クラブマンフェイスのミニおよびミジェット以外に愛車があるのか気になり尋ねてみると、1959年式のオースティン・ヒーレー「スプライトMk-I」(通称カニ目)も所有しているという。

「今後、TBCCにはクラブマンフェイスのミニではなく、カニ目で参戦しようと思っています。でも、レースカーとして仕上げられているクルマなので、ドライブするのが難しいんですよね。兄弟車であるミジェットに乗っているので、そのうちカニ目でのサーキット走行にも慣れると思いますが……」

今のところ増車の予定はなく、今後のプランとしてミジェットで北海道をツーリングすることを計画しているそうだ。スプライトMk-Iでサーキットを走り、ミジェットでツーリングを楽しむ。そんなカーライフは、クルマ好きにとってまさに理想形といえる。羨ましい限りだ。

>>>2023年にAMWで紹介されたクルマを1冊にまとめた「AMW car life snap 2023-2024」はこちら(外部サイト)

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  • 高桑秀典(TAKAKUWA Hidenori)
  • 高桑秀典(TAKAKUWA Hidenori)
  • 本業はフリーランスのライター兼エディター。1998年に買ったアルファ ロメオGT1600ジュニア(通称:水色号)を現在も愛用しており、すでに総走行距離が30万8000kmオーバーとなっている(2022年4月中旬現在)。クラシックカーラリーに水色号で参戦取材することがライフワーク(?)となっており、群馬をホームタウンとして開催されている「スプレンドーレ」では、柴犬を“ワン・コドライバー”、秋田犬を総監督として挑んでいる。全国各地に水色号でお邪魔しているので、これからも走行距離が順調に伸びる予定。
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