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横浜ゴムが復刻した「GTスペシャル」は現代技術を投入したクラシックタイヤ

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TEXT: 高桑秀典(TAKAKUWA Hidenori)  PHOTO: 高桑秀典(TAKAKUWA Hidenori)

  • 「ADVAN HF Type D」最大の特徴のひとつが、アウト側のセミスリック部分に配置されたディンプルだ。Type Dの「D」は「Dimple」に由来
  • さまざまなクラシックタイヤ/クラシックスポーツタイヤを展示した
  • クラシックなパターンとホワイトリボンを採用した「RADIAL 360 STEEL」
  • 第16回ノスタルジック2デイズ2025で展開された横浜ゴムのブース
  • 2017年に復活したクラシックスポーツタイヤの「ADVAN HF Type D」
  • 名車の雰囲気を損なうことなく快適なハンドリングを楽しめる「G.T.SPECIAL CLASSIC」

往年の名ブランドタイヤが復刻

旧車オーナーの悩みのタネのひとつが、愛車の牧歌的な雰囲気とマッチする“よさげなタイヤ”が少ないことです。一般的なエコタイヤでは味気がなく、どうにか……と思っている方にチェックしていただきたいのが、横浜ゴムがリリースしている往年の名ブランドのタイヤを紹介します。

旧車の雰囲気を損なうことなく走行性能が向上

1960~1970年代の日本および欧州の歴史的なクルマたちに向けたスタンダード・クラシックタイヤとして、当時のトレッドパターンやロゴを精緻に再現しているのが横浜ゴム「G.T.SPECIAL CLASSIC」だ。横浜ゴムは、純正のスタイルにこだわり、各部のオリジナリティを尊重するオーナーの要望に応え復刻させた。

歴史的なクルマに相応しいクラシカルな外観に、最新の技術を融合させることで旧車に快適性能と安全性を提供している。さまざまなクラシックカーにマッチする幅広いサイズ展開、名車の雰囲気を損なうことなくドライバビリティも取り戻せる点も魅力となっている。

横浜ゴムのクラシックタイヤは4種類あり、クラシックなパターンとホワイトリボンが映えるサイドデザインが特徴となる「RADIAL 360 STEEL」もそのひとつ。こちらもクラシカルな外観に現在の技術を融合させ、快適な乗り心地と安全性を実現。レトロ感溢れるルックスが旧車をより当時の雰囲気へ導いてくれる。「G.T.SPECIAL CLASSIC」と同じようにサイズラインナップも豊富だ。

クラシックスポーツタイヤも用意されており、第16回ノスタルジック2デイズ2025では「ADVAN HF Type D」が展示された。1981年に誕生した「ADVAN HF Type D」はヨコハマタイヤのヒットアイテムで、レーシングフィールドで使用されるスリックタイヤにディンプルを加えた斬新な非対称トレッドデザインを採用。優れた走行性能で、国内外で高い評価を獲得し、ヨコハマタイヤの名前を高めることに貢献した。

横浜ゴムの創立100周年記念事業として2017年に復活した「ADVAN HF Type D」は、当時の紙の図面から忠実にタイヤのプロファイルを再現。オリジナルと同じINとOUTで異なるショルダーRを採用している。

このようなクラシックスポーツタイヤは、かつてサーキットで活躍していた名車たちに相応しいアイテムだ。原点回帰を命題にヨコハマタイヤのこだわりが凝縮された懐かしい名タイヤを装着することで、憧れの歴史あるクルマの当時の雰囲気を足元から蘇らせることができる。

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  • 高桑秀典(TAKAKUWA Hidenori)
  • 高桑秀典(TAKAKUWA Hidenori)
  • 本業はフリーランスのライター兼エディター。1998年に買ったアルファ ロメオGT1600ジュニア(通称:水色号)を現在も愛用しており、すでに総走行距離が30万8000kmオーバーとなっている(2022年4月中旬現在)。クラシックカーラリーに水色号で参戦取材することがライフワーク(?)となっており、群馬をホームタウンとして開催されている「スプレンドーレ」では、柴犬を“ワン・コドライバー”、秋田犬を総監督として挑んでいる。全国各地に水色号でお邪魔しているので、これからも走行距離が順調に伸びる予定。
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