クルマを文化する
REAL CAR CULTURE

AUTO MESSE WEB

クルマを文化する
REAL CAR CULTURE

AUTO MESSE WEB(オートメッセウェブ)

  • TOP
  • CAR
  • アウトバーンを降りて偶然出会ったレトロな喫茶店!フランス・ストラスブールぶらり旅で出会ったイチゴオムレツに舌鼓【みどり独乙通信】
CAR
share:

アウトバーンを降りて偶然出会ったレトロな喫茶店!フランス・ストラスブールぶらり旅で出会ったイチゴオムレツに舌鼓【みどり独乙通信】

投稿日:

TEXT: 池ノ内みどり(IKENOUCHI Midori)  PHOTO: 池ノ内みどり(IKENOUCHI Midori)

  • ドイツから一旦一般道を通り、フランスの高速道路にのってストラスブール方面へ
  • 偶然立ち寄ったドイツの小さな町のレトロ喫茶。グーラッシュとホカホカのパンをいただきました
  • ドイツのアウトバーンからフランス方面へ
  • ドイツからいきなりフランス領へ
  • フランスから続くドイツの国道です
  • フランス・ストラスブール市内中心地。「Racing Club de Strasbourg」とありますが、クルマのレースではなく地元のサッカークラブのショップのようです
  • ドイツ領から一般道でフランス領へ入り、高速道路へ向かう分岐点。標識が多過ぎて観光客には一瞬で判断するのは至難の業
  • フランスのサービスエリアで発見した充電ステーション
  • シェルのサービスエリア。ちろんフェラーリグッズも置いてあります
  • フランスのサービスエリアでは卓上のグリルコンロまで売っています
  • フランスのサービスエリアのEV充電設備。さまざまな言語が選択できますが、日本語設定はありませんでした
  • フランスのサービスエリアのショップ。品揃えはドイツと少し違っていて見ているだけでも楽しいです。トラックドライバーさん専用の物が多い気がします
  • ドイツでは売っていないハリボーのラインアップ
  • フランスのサービスエリアの屋根付きの最新の充電設備
  • フランスのサービスエリアの駐車場。キャンピングカーの排水上や水道があるのはかなり親切ですね
  • フランスの高速道路ではオービスのある場所を教えてくれるので親切です。ドイツはそのような標識はありません
  • フランスの高速道路でまずはチケットを取ります
  • フランスの高速道路のカード精算機。領収書は自動的に出てこないので、領収書ボタンを押すのを忘れずに
  • フランスの高速道路のサービスエリアのガソリンはドイツよりやや安いです
  • フランスの高速道路の一般的なサービスエリア
  • フランスの高速道路の料金。7.8ユーロ(約1300円)
  • フランスの高速道路の料金支払い所。空いているのでゆっくりとどのレーンに行くのか考えられますが、混んでいる時はあたふたしてしまいそうです
  • フランスの高速道路の料金所。私たちはカード支払いレーンへ
  • フランス・ストラスブールまであと少し
  • 国境付近の建物には両国の仏独両国の国旗が
  • フランス・ストラスブール市内。交通量が多い道路でEVチャージャーが歩道のようなところにあります。ピタっと一発で停めないとダメですね。旅行者にはハードル高めです
  • 伝統的な木組みの家屋が美しいフランス・ストラスブールの旧市街
  • どこを見ても絵になるフランス・ストラスブールの旧市街
  • フランス・ストラスブールの街にはかなり多くのパン屋さんがありました
  • 一旦ドイツのアウトバーンから一般道へ入り、そこからフランスの高速道路でストラスブール方面へ
  • 偶然立ち寄ったドイツの小さな町の超レトロ喫茶。一瞬でファンになりました

フランス・ストラスブールへ1泊2日の旅

ドイツ・ミュンヘン在住の池ノ内みどりさんは、フランス・ストラスブールへ1泊2日の小旅行へ。アウトバーンを途中で降りて偶然立ち寄った町で出会ったのは、67年続く家族経営のレトロ喫茶店でした。昔ながらの陶器に盛られたハンガリー風のシチュー、ふんわり甘いイチゴオムレツ⋯⋯。高速道路の料金所と混雑事情なども含めて、旅の様子をお伝えします。

アウトバーンを降りて地元のお店を探すことに

まだ少し肌寒さが残る春のある日、友人たちと一緒に思いつきでフランスのストラスブールへ1泊2日の旅に出かけてきました。フランスと言うと、少し遠いイメージがありますが、自宅のあるドイツのミュンヘンからストラスブールまでの距離は約350km。頑張れば日帰りも可能なんです。いつもル・マン24時間レースの帰りにストラスブール近辺を通過していたのですが、その際は真っ暗で何も見えないまま通り過ぎていました。今回はようやく、初めて訪れることができました。

道中、軽く昼食を食べられるお店を探すことに。ドイツのアウトバーンのサービスエリアには、美味しくて手頃なものがほとんどないのが実情です。少し面倒ではありますが、一度アウトバーンを降りてみると安くて美味しい食事ができることが多いです。

思い付きで立ち寄ったのは、小さな町。お店が少なくランチタイムも終わりかけの時間帯でしたが、小さくてレトロな喫茶店が目に入り、入ってみることにしました。ドイツのケーキ屋さんを兼ねたカフェでは、軽食も扱っているところがあります。このお店でもサンドイッチやスープがありましたので、グーラッシュ(ハンガリー風のシチュー)を注文することに。すると、ホカホカのパンと一緒に提供されました。

減少する個人経営のレトロ喫茶店でランチ

お店の中はまるで昭和レトロな喫茶店の雰囲気がムンムンで、大当たり! 私の好きな感じの喫茶店です。ドイツでも個人経営のレトロな喫茶店はチェーン店に押されて随分と減りましたので、このような場所に出会えたことはとても嬉しかったです。陶器類も何十年も使われているようなレトロ柄が素敵でした。食後にはコーヒーとエルトベアオムレッテ(イチゴオムレツ)を。懐かしい素朴な甘さのふわふわの生地に、甘酸っぱいイチゴのクリームがサンドされたこのケーキは、昔スタイルそのもの。最近のオシャレ系カフェでは絶対に出会うことができないものなので、迷わず選びました。本当に美味しかったです。

お手洗いは地下にあり、そこへ向かう階段には数多くのマイスターブリーフ(菓子職人のマイスターの称号)が額縁に入れて壁全面に飾られていました。創業67年の家族経営のお店だそうで、帰り際に3代目の美しい女性と少しお話しました。このような古き良きドイツのお店は少なくなってきているので、偶然でも訪れられたことを嬉しく思いますと伝えたところ、「とても光栄です!」と素敵な笑顔を見せてくださいました。

日本では若者たちの間で昭和の純喫茶ブームが起きているそうですが、ドイツでも流行るといいなと思います。私も今後、旅先や地元のミュンヘンでレトロな喫茶店を見つけたら、ぜひ立ち寄りたいです。

高速道路の料金所と混雑事情

その後、ドイツのアウトバーンを走り、フランス方面へ進みました。一度下道に降り、フランスの高速道路に入ると景色は大きく変わりませんが、フランス語の道路標識を見るとあらためて外国にいることを実感します。

国境付近の一部の区間は高速料金が無料ですが、その他の区間では料金所があります。バカンスシーズンにはどのレーンにも長い行列ができることもありますが、この日はかなり空いていました。私は運転していなかったのですが、普段自分で運転しているときは、この料金所が少し苦手です。とくに混雑しているときに、もたもたしていると後ろからクラクションを鳴らされて焦るんですよね。そんな冷や汗から解放されたくて、愛車にはイタリアやフランス、ポルトガル、スペインで使えるテレパス(ETC)を取り付けています。

何やかんやであっという間にストラスブールに到着。じつはストラスブールはライン川を挟んでドイツの向かい岸に位置しているため、とても気軽に「ボンジュール」の国に行くことができるんです。まだ春の旅行シーズン前で平日を選んだので、中心地にあるホテルの宿泊料もお得で助かりました。以前、クリスマスマーケットに行きたくて宿泊料を調べたときのイメージとはまったく違い、今回は数分の1の価格でした。観光シーズンを外すと、かなり割安に旅行ができますね。

>>>ドイツ在住池ノ内みどりさんのクルマにまつわるコラムはこちら

すべて表示
  • 池ノ内みどり(IKENOUCHI Midori)
  • 池ノ内みどり(IKENOUCHI Midori)
  • ドイツ ミュンヘン市在住 フリーライター&コーディネーター。東京で学生生活を謳歌した後にオーストリアのザルツブルグで再び学生生活を謳歌し、なんとか卒業。三度目の学生生活を謳歌しにミュンヘン大学入学を機にドイツへ。ミュンヘン大学在学中の現地広告代理店でのアルバイトがきっかけで、モータースポーツに魅せられて大学を中退し、モータースポーツ業界へ飛び込む。愛車のBMW M240iカブリオレを駆り、ヨーロッパ各国のサーキットへ取材に向かう。趣味はアルプスの峠越えドライブと蚤の市めぐり。好きなサーキットはニュルブルクリンクとスパ・フランコルシャン。ヨーロッパ生活はもう少しで30年。
著者一覧 >

 

RECOMMEND

MEDIA CONTENTS

WEB CONTENTS

 

人気記事ランキング

MEDIA CONTENTS

WEB CONTENTS

AMW SPECIAL CONTENTS